５２ヘルツのクジラたち 町田そのこ／著 日本文学書籍全般

会話形式でとても読みやすく、4時間ほどで読み終わりました。 本屋大賞受賞ということで読みました。 涙なしでは読めません。 登場人物の境遇は目をつむりたくなるほどなのに、じんわりとした人の温かさや愛情を感じる不思議な作品でした。 支えられる側から支える側へ、立場が変わっていく点や、社会のトピックが自然に反映されているのもよかった。 泣きたい時におすすめです。

悪いレビューもありましたので、どうかなと思いながら読み始めましたが、すぐに登場人物に惹かれてほぼ1日で一気に読み進みました。 現実的ではない様に思える展開も若干あるとは思いますが、それでも読んで良かったと思える昨品でした。 52ヘルツのクジラの鳴き声が切ないです。 虐待で心身共に子供が負ってしまう傷について、更に深く考えさせられました。

クジラは本来15～25ヘルツの声でやり取りをしているそうです。そんな中で52ヘルツの声をもつクジラ。周波数の違う声を発するためほかの群れと出会えない孤独なクジラ。 昨今起こる虐待や虐待死。52ヘルツのクジラのように、子供たちは決して周りに届かない｢助けて｣という声を心の底から発し続けているのかもしれません。

3冊注文しましたが、1冊ずつ梱包され、ポストに入っていました✌️雨が降っている日に届きましたが、段ボールの袋にビニールがかかっており、濡れる心配もありませんでした。本はまだ読んでいませんが、このお店で在庫切れになるほど多くの人に読まれている本ですので秋の夜長にゆっくり読みたいと思っています。

まず古本で購入しましたが、新品同様で綺麗でした。 本の内容は書き過ぎるとネタバレになりますので簡潔に。 本屋大賞1位を受賞するだけあって、読み易く秀悦です。 ただ、胸が苦しくなるような虐待シーンの描写が多かったので、読んでて辛い時もありました。 虐待なんて、この世から無くなれば良いのに。

今まで本は図書館で借りて読んでましたが52のクジラたちが新刊で出た時には既に予約待ちが300人でした。約半年程待ち続けていましたが、ずっと読みたい本だったので待ちきれず購入しました。買うならもっと早く購入すれば良かったなと少しばかり後悔。じっくり読みたいと思います。

８９歳の祖父が読んでみたいと購入しましたが、読む前に天国に旅立ってしまい、この本が形見のようになってしまいました。 面白かったです。 今の私の状況に似ているシーンがあり、ホントは祖父が私のために買ってくれたのかな？とさえ思いました。 今となっては尋ねることはできませんが…

最近、自宅時間が増えたので、読書の時間も増えたので購入しました。 今までは、推理するような本ばかりだったのですが… この本は、日常でもあり得る話だし、最後は心がホッとするような感動（涙）できる本でした。 また、町田そのこさんの他の作品を読んでみたくなりました。

本屋大賞に選ばれたと聞き、即購入しました。初めての読む作家さんであまり期待してなかったのですが、読み始めたら止まらず、一気に読んでしまいました。 現代の社会が持つさまざまな事から逃げ出した主人公が、いつの間にかそれに立ち向かっていく姿が感動的でした！

虐待が表テーマなので、楽しい話が読みたい人にはおすすめしません。 52ヘルツの、他の鯨には聞こえない声で鳴くクジラを、孤独の中誰にも聞こえない声で泣き叫ぶ人に重ね合わせるというアイデアが良い。 その声が聞こえたら、その人を救える人でありたい。