水車小屋のネネ 津村記久子／著 日本文学書籍全般

購入してから１か月をかけてじっくり読みました。どこまで感想を述べたら書評になるのか。また書評ってとても難しいのだと思う一冊でした。私はネネと同い年。読み続けながら私も歳をとったのだとそっと思いを馳せました。それぞれの人生があって、生きとし生けるものには成長と老いや別れがあって、作品と自らの人生をクロスさせながらまた次の日の今を生きる。感慨深くこの作品を早く読み進めたいけれど終わりに近づくのは寂しくそんな一冊でした。私もいずれは全てのものと別れが来る時があって、そんな際に思い出す作品なのかも知れません。今回は大切な作品との出会いがありました。

約500ページの長編小説です。 ゆーっくりと映画を読むという感覚で読んでいました。 情景がハッキリと目に浮かび、セリフ一つひとつはとても心に刺さり、感銘を受けました。 ハッキリ言ってサクサクは読めないと思いますが、本当に映画化して欲しいなって思う1冊でした。

迅速で丁寧な包装で届きました。ありがとうございました。オウムのネネと姉妹や身近な人たちの関りを、興味深く、一気に読んでしまいました。ネネとっても姉妹とっても、自分の年月も貴重に思える本でした。

話の始まりは暗い感じがしましたが、読み進めていくうちに、温かい気持ちになっていきました。先が気になり、急いで読んでしまいました。そのため、すぐに再度読み直しました。身近な人に勧めたいです。

「誰かに親切にしなきゃ人生は長く退屈なものですよ」帯に有ったこの言葉に惹かれました。まだ読み始めですが楽しく読めています。

発送速く、梱包も丁寧でした。表紙や帯の折れなどもなかったのでよかったです。ただ、少し黒ずんでいたのでそこが残念でした。