長生きしたい人は歯周病を治しなさい （文春新書　１３２９） 天野敦雄／著 文春新書の本

元歯科業界にいた者で、定期的にPMTCという歯の手入れをしています。この歯の手入れの大事さは歯周病対策として30〜40年も前から言われていましたが未だ定着しているとは言えない状況です。それぐらい一般的に馴染みのない病気ですが、その恐ろしさもあり、ここ最近やっと見直されてきました。大人のほとんどの人が罹ることになり、この本のタイトルにあるように命にも関わることが学術的にも分かってきました。その辺りのことが説明されています。おじいちゃんやおばあちゃんが孫に口移しや一旦噛んだものを食べさせるなどもってのほかで、歯周病をうつすことになります。大事な孫に歯周病菌を簡単に確実に送り込むことになります。この辺りのリスクについて書かれています。歯周病の恐ろしさを知ることが何よりも重要です。あまり学術的な内容には凝り固まらず優しく説明しているので是非ともお読みいただきたいと思います。ネットで歯周病について調べることでも良いですが、まあ〜この本は上手くまとめてくれています。

読みやすい文面で、内容もわかりやすくまとめてあります。一部、偏見的な部分がありますが、天野先生のご意見として理解しておきます。