中国「戦狼外交」と闘う （文春新書　１４４４） 山上信吾／著 文春新書の本

山上さんは素晴らしい外交官だと思いました。 中国の常軌を逸した言動に対し、冷静に国益を考えて腹立たしい嫌なことを逆手に取り、日本の正当性と共に中国の間違った考えを他国が理解できるように対応していることが確り読み取れ、いい意味ですごい策略家だと思いました。 それは常日頃の仕事の進め方が誰とでも(中国でも)円滑な付き合いができるように配慮していて、山上さんが他国からも支持されていることを知りました。 戦狼外交を見聞きするとつい感情が先に出てしまうような私には到底真似できないなぁと思いつつ読みました。 また、今年の中国のブイや上空侵犯、海上侵犯、駐日駐日大使などの脅迫などに対して遺憾を言うだけの外務大臣、総理が居ましたが山上さんを見習えと言いたくなります。 外務省の体質のことを少し書かれていましたが、本当に情けなく何処の国の仕事をしているのかと聞きたくなります。 山上さんや垂さんの様な方々が日本の官僚に必要だと通説に感じました。 退任お疲れさまでした。

日本の外交とは？気概のある外交官の闘う姿がリアルに理解できます。

日本外交における外交官の役割が大事である事が良く理解できた。