言ってはいけない　残酷すぎる真実 （新潮新書　６６３） 橘玲／著 教養新書の本その他

掲載されている内容が興味深いものばかりで、これまでにそうではないかと思っていたことが、心理学的、統計学的に確認され、進化論的に解釈されていることが面白く、驚きと安堵感を覚えた。特に、子育てに関して、家庭での躾や教育が意味をなさないという事は、思い当たる節もあり、大いに納得した。子育てが終了した我が身（現在、６６歳）としては、もっと早く、この本に巡り合えていればと、残念さの極みである。

とにかく、声にだしては言えないような、これを公のところで声高に言えば、差別だ！なんて言われそうなことまで書かれています。でも、科学的にというか統計的にこういうふうな数字が証明されていますよってことを書いているんですが、でもその結果が残酷です。人種によって優劣がついてしまいそうな感じもします。でも、僕は生まれつきっていうこともありますが、その後の努力の大事さも信じたいです。

著者の主張が明解でわかりやすく主観で納得でき、エンターテイメントとして楽しめました。 著者の強い思いを裏打ちするデータや文献のみを集めてきた感と、矛盾？に感じる記述も数カ所あり、著者の論証が証明されているとは言い難いと感じました。 男女差についての記述もありますが、ジェンダー・フリーを唱える方の反証があれば読んでみたいです。

当たり触らずな事が書いてあり、口に出す人、出さない人の差がある世間一般の話でした。 口に出して失敗するより、本音、内心、思っているけど口に出さない人が成功する。のはどうか、分かりませんが、嫌なものはNo！と言えるようにしたいと思っています。

人間は平等で努力は報われ、見た目は大した問題ではないわけないやろ！それらはすべて絵空事。知能や学歴、年収や犯罪歴まで全ては遺伝による影響が大。みんな薄々気づいていることを科学的根拠に基づいて論ずる書。

正直この値段だからきっとボロっぴーのが届くんだろう。と思っていたらとてもきれいな本が来てびっくりしました。これなら全然中古で通販でオッケイですね。これならはそうしよう。ありがとうござあたました。

肌感覚で感じ取ってはいるけど、面と向かって言いずらいことですよね。ボトムアップのための教育も必要だけど、中身の伴わない高等教育に時間と費用をかけるのは、それこそ浪費ではないかと・・・。

まだ読み出して間もないですが、確かに内容としては残酷というか、現実を突きつけらるというか、褒められるようなことは書いてない気がします。 ちょっと内容が難しいですが、頑張って読みます。

橘玲さんの本を読むのは、これで2冊目です。 難しいと感じる内容ですが、敢えて、生き方や考え方のヒントになることは、多々あると思いました。

一度読み始めると非常に興味深い為、一気に読んでしまう。読者によっては不愉快と感じる部分もあるが、それを踏まえてどうするかが重要か。