かぼちゃの馬車事件　スルガ銀行シェアハウス詐欺の舞台裏　金融事件史上、最大の逆転劇 冨谷皐介／著 事件、犯罪ドキュメンタリー本

カボチャの馬車事件に興味があったので読んでみました。まさか、スルガ銀行が不動産業者と結託し、通帳の改竄などを指示するなど詐欺の主導的立場にあったとは、非常に驚きました。しかも、本来は1億円の価値のシェアハウスを2億円で売りつけ、その余剰分をキックバックとしてスルガ銀行の行員が受け取っていたとは衝撃的で腹が立ちました。 また、スルガ銀行の株主総会の様子や、弁護団交渉の場面などは臨場感があり、非常に面白かったです。 今後、自分が同じような詐欺被害に遭わないためにも、是非、皆さんにも読んで頂きたいと思います。

事件の概要はだいたい知っていましたが、NHKの「逆転人生」最終回を観て、事件の当事者が本書を出版されていることを知り購入しました。事件の詳細を当事者目線で知ることができ、このような事件の被害者にならないよう教訓に出来ると思います。

著者が序盤で記述しているように、詐欺については騙される側にも一定程度の欲望があって投資話に乗ってしまったのかとの先入観を持ちながら読みましたが、内容が事実であるとするならば正に目から鱗の内容でした。

スルガ銀行に立ち向かっても、絶対勝てないと言われながらも、やり遂げ勝利を勝ち取ったことに、勇気を貰いました。不正融資など、詐欺が横行している世で、色んな意味で光を感じる一冊でした。

全て実話ですので時間軸がよくわかり、読んでいてスッと入り込み時間を忘れてしまう内容です。今後、この様な被害が減る事を願うばかりです。

梱包もていねいで、発想もスムーズでした。また、利用したいです。 私もこういう経験があるので、役に立ちました。