たゆたえども沈まず （幻冬舎文庫　は－２５－２） 原田マハ／〔著〕 幻冬舎文庫の本

楽園のカンヴァスを読んで、原田マハさんにハマりました。 ゴッホの半生を、弟テオドロスや日本人画商の目線で描いています。 ゴッホの心の揺らぎや、テオの苦悩がまるでノンフィクションのように細かく描かれていて、ある意味苦しさも感じる一冊です。 名作の星月夜がどうやって生まれたのか、ゴッホが死に至った経緯は、などなど読みごたえたっぷりで、アート好きにはおすすめです！

原田マハさんの、画家の物語は史実とフィクションが絶妙に絡んでいて、とてもリアルに感じます。 本当に、その時の場面を原田マハさんが見ていたのではないかと錯覚するくらいです。 今作はゴッホに関する物語でしたが、原田マハさんの物語の影響で、だいぶ絵にも詳しくなりました。 原田マハさんの物語には、いつも引き込まれてしまい、あっという間に読んでしまいます。

ゴッホの人生が史実とフィクションと織り交ぜられて語られています。 原田マハの美術系小説はどれも力作ですが、本作品も読み応えがありました。 ゴッホと弟のテオ、その妻ヨーが今ここに存在しているかのようなリアリティ！ 先日足を運んだ東京都美術館の「ゴッホ展」を観る視点が豊かになりました。

ゴッホ兄弟を中心に展開する原田マハさんの美術小説です。毎回思うのですが、物語を読んでいる自分自身がそこにいるかのように感じる描写はただただすごいの一言です。ゴッホの魂の慟哭が胸を打ちます。天才画家の息吹を感じる名作です。

久しぶりに読み応えのある本でした。最後は泣いてしまいました。ゴッホの図録をみたりして、自分の中ではとても、印象深い本になりました。映画化されるといいのになぁと密かに思っています。

ゴッホにどのような事実があったのか、自分の知識が間違えていないかを知りたくて読みました。が、史実に基づき過ぎたのか、著者が描写に懲りすぎたのか、物凄く展開が遅く感じました。

原田マハはじめて読みました。ずっと引き込まれる文章です。他にも何冊か原田マハ購入しました。たゆたえども沈まず。どんな意味かも知れて、ゴッホの絵をみにいきたくなりました？

おもしろい、原田マハさん最高です。ゴッホは比較的好きなのでジャケ買いしました。ゲルニカの表紙の時は購入には至らなかったのでまた他の作品も読んでみたいと思います。

日本美術の素晴らしさを教えていただいた気がします。架空の人物とは思えないリアルな描写です。映画を観たような気持ちになりました。 ゴッホの作品の見方が変わりました。

原田マハさんの作品は事実とフィクションが巧みに交差して全てが事実かのように錯覚してしまうのが魅力です。ゴッホ兄弟、名画の数々に思いを馳せてお楽しみ下さい^_^