うつ逃げ　うつになったので全力で逃げてみた話 なおにゃん／著 教養新書の本その他

適応障害からうつ発症にて、心療内科受診。只今、休職に入り４ヶ月になろうかという50代半ばのサラリーマンです。初めてでしたが、かなり苦しい病気ですね。筆者の体験には納得させられる事ばかりで、実は自分も海外迄逃げてしまおうと計画してましたが、傷病手当受給しながら貯金取り崩しの日々で、なかなか踏ん切り出来ないのとまだそこまで回復してないのが現状です。可愛いイラストに時々笑いながら一気に読んでしまいましたが、調子悪い時はメンタル悪化に繋がるので、中断したりした方が良いと思います。自分の場合、家族を抱えた大黒柱なので、違う意味での心の負担もあり、焦りも出て、中々辛い日々です。それで海外旅行！？って呆れられそうですが、それ位苦しいのです。３ヶ月目に主治医に相談して減薬になりましたが、離脱症状がかなり大変でした。１ヶ月掛かり、ようやく身体が慣れてきた感じです。生活習慣も見直すきっかけになったのは良かったと思いました。一点、著者にも薬は欠かせなかったと思いますので、その辺りの詳しい描写もあれば更に良かったと思いました。うつ気味やうつ中の人、改善に向かってる人それぞれにお勧めです。

私自身、パワハラの職場勤めで、5年勤めた挙句、不当解雇され、その後の転職先でいじめられて適応障害になり、さらに転職したら躁鬱になってしまい…そんな中で出会った本が、こちらの本でした。 激しく同意できる内容、優しいタッチのイラスト、心に響くメッセージがあり…あっという間に読み終わってしまいました。 これは鬱に悩む方々や、そのご家族に読んでもらいたい一冊です…！（なおにゃんさんのうつ吸いもおすすめです！）

一つ言えるのはこの手の本でも調子悪いときに読むものではないのだろうということ。物事の良い面を見られるようになってきたときに読むものでしょう。小さなことに気づけるかもしれません。良い本でした。