GP Car Story Vol.36

1992年のフェラーリにとって新しいシャシー設計、戦闘機の様なサイドポンツーンテレビを通じて見た時は本当に衝撃的なデザインでカッコ良かったです。前年の91年はＡ.プロスト、Ｊ.アレジ、切り札でフランスＧＰから投入した６４３を持ってしても未勝利、９２年に投入したＦ９２はそれ以下の結果で散々でした。特にかわいそうな存在だったのが、Ｉ.カペリでした。新パーツが届いても1台分しか無かったりで、当然そのパーツはエースドライバーの車へって感じで、チームメイトのアレジも３位が2回と振るわずでカペリはシーズン途中で解雇、これはカペリが悪いわけではないと思っています。チームメイトは愚か、他チームにも、まるで太刀打ち出来ない車だったのが同時、印象に残っています。その実話を、語っている内容で新たな話しも出て来て実に興味深かったです。

全く速くなかったF92Aですが美しさはピカイチ。今頃このような一冊丸ごと特集される雑談が発売されるのは驚きです。内容で印象的なのはカペリのインタビューですかね。チームもバラバラの状態だったようで、まともにレースできる状態ではなかったのが良く分かります。

かっこいいのに遅い、壊れるマシン。遅いのにカッコいいマシン。どちらが当てはまるのか、どちらも当てはまるのか。本当に不思議なマシンだと思います。かく言う私も成績はダメダメでしたがF92Aが当時から大好きです。

数ある歴代F1カーの中から厳選した1台を詳細に説明するGP CAR storyは全巻購入しています。今回はフェラーリの駄馬FA92Aの関係者のインタビューや開発秘話など読み何処満載です。

こんな迷車の本を出してくるとはそろそろネタ切れでしょうか？カペリのファンだった自分にとってはとてもうれしい本ですが 。オニクスとかリアルの本を出してくれてもいいんですよ（笑）。

毎号楽しみに購入しています。フェラーリの中でも駄馬だとも言われ、決して速い車ではありませんでしたが、アレジ、カペリの若いコンビで1992年シーズンを戦ったのを思い出します。

一般には「残念な車」という評価が多いのですが、理屈抜きでカッコいいと思える車で興味がありました。こと車に関わった人々の意見が、どの車にも増してさまざまで興味深かったです。

フェラーリファンでは無いですが、1番好きな車体はこの、Ｆ92Aです。色々は媒体で、語られる車両ですが、この本でしか、語られてない事があり、非常に興味深いです。

プラモ製作の参考として購入しました。見れば見るほど、やっぱりかっこいい。読めば読むほど、遅かった理由がなんとなくわかったり。貴重な本です。

レースではサッパリの成績しか残せなかったF92Aだったが、関わった人それぞれの想いが詰まったクルマだったことがわかって興味深い内容だった。