社会契約論　苫野一徳特別授業　読書の学校 （教養・文化シリーズ　別冊ＮＨＫ１００分ｄｅ名著） 苫野一徳／著 文庫本全般

苫野 一徳さんによる丁寧な解説のおかげで、中学-高校生にも分かりやすい内容となっています。 とはいえ、読書なんてやってらんねぇよ‼︎という人もいるかと思いますので、ちょっぴり Rock なレビューを行いたいと思います。 『Cold Finger Girl』を引用します。 “法律は一番強い奴が決めりゃいいさ” “だけど やさしい気持ちがあふれていなくちゃ きっと みんなが反乱おこして すぐに消える” 2022年3月を生きている人なら、いくら御託を並べようと 絶対者には通じない‼︎にピンときてもらえるかと思います。 いつの時代も、法を敷くのは絶対者です。 ただし、あまりにも独断が過ぎると・・・よろしくない結末が待っている？というのも、時代を超えた共通項といえるでしょう。 自分を守りながら、相手も守る。 利益を得ながら、相手にも得を取らせる。 商売 等に置き換えても、長くコンディションを維持できる人って『社会契約論』的な発想をもっている気がします。 (おまけ) 人って 基本的には争いやすいようにプログラムされているところがあると思います。 上記の運命に対し、断る‼︎と言える何かをもてたら・・・それこそ、本当の Rock なのかもしれませんね。

哲学者の原書の翻訳を読むのが難しいので、簡単にわかりやすく理解できる良い本です。学生との対話型であり、わかりやすくなっています。今勉強している学生以外にも、学び直しとして社会人にもおすすめします。

高校生のころ、ルソーの思想や本に刺激を受けたことを思い出し、購入しました。 久しぶりでしたが、わかりやすく、再理解できました。

価値観の多様化が進んだ今だからこそ、社会契約論は、現代の人は必ず読むべき本、必ず知るべきだ論理だと思います。

苫野ファンなら必読の書です。書店にはないポイント付与の高さだったので、助かります。