乾と巽　ザバイカル戦記　８ （アフタヌーンＫＣ） 安彦良和／著 講談社　アフタヌーンコミックス

安彦良和先生は、先の大戦前後の物語を何作か描かれていますが、どれも真実と物語が上手くミックスされ、かつ、歴史の大渦に翻弄された人々の悲しさ、虚しさがよく表現された秀作だと思います。　特にこの作品は、日本でも殆ど知られていない地域と時期の物語であり、WWⅠ終結後の歴史の波がユーラシアの東端まで来ていたことが、史実と物語を織り交ぜています。戦争やそれに感化された人の心は、その中心だけではなく世界の辺境にまで及びます。今のウクライナも、この時代から火種が残っていた、ともいえます。今後はどういう火種が残っていくのか…。そんな事も考えさせられます。

安彦良和先生の漫画は、アートだと思って買っています。内容は、難しい題材ですし、売れ線でもないと思いますが、買う価値はあると思います。

予約で購入しました。事前に案内がきたので買い忘れが防止できます。梱包も丁寧で良かったです。機会があればまた利用します。

日本史の中で知らなかった内容が盛り沢山で，それを臨場感たっぷりに表現して頂いているので，楽しみながら勉強できています。

革命の舞台はウラル戦線へと移り、革命がどう進んでいくのかが描かれています。乾と巽の再会も描かれています。