君が夏を走らせる （新潮文庫　せ－１２－４） 瀬尾まいこ／著 新潮文庫の本

落ちこぼれかけた高校生と1歳7か月の幼児とのひと夏の出会い。このあり得ないと思えるシテュエイションをこともなげにドラマにしてしまう瀬尾まいこの技は見事だ。彼女の子育てと中学校教師としての経験がリアリスティックなメルヘンを生んだことは間違いない。描かれる主人公の男子高校生はあくまでも女性目線でのたたずまいだが、それもほとんど気にならない。彼女特有の少し毒を含んだ性善説の人物像によるストーリーが、読んでいるこちらを無条件でやさしい気分にさせてくれるのがたまらなく好きだ。

あと少しもう少しに出てくる登場人物、大田くんの続編です。父も『あと少しもう少し』にハマったので、この続編をプレゼントすることにしました。とてもハートフルなお話です。昔の子育て時代を思い出し、大田くんを見習いたいところもたくさん出てきて反省したりクスッと笑えたり、とてもホッコリしました。

「あと少しもう少し」で駅伝を走った金髪ピアスのヤンキー太田くんが、高校2年になり先輩の2歳前の娘の子守りに奮闘する話。瀬尾まいこさんの作品は、テンポが良くてグイグイ引き込まれて、あっという間に読み終わってしまいます。毎回、読み終わるのが寂しくなるのでまた瀬尾ワールドにハマります。

発送も早く、本の状態もとても良かったです。 内容は、瀬尾さんの作品らしく、読みながらやさしくあたたかい気持ちになれます。 この本の主人公が『あと少し、もう少し』にも登場する人物なので、『あと少し〜』を読んでから、この本を読むのをおすすめします！

いろいろ突っ込みどころもあるし、現実はこんなに上手くいかないと思う。 でも、今のこのギスギスした世の中で疲れているからこそ、こういう「誰も悪い人が出ない」話がシミる。 わたしとしては「この先どうなるのか」がとても気になる話でした。面白かった。

家内がラジオ放送で紹介された本屋大賞の受賞作品の中で興味を持った本をネットショッピングで探したらすぐ見つけたので購入。家内曰く読み始めたら一気に読み終えてしまうほどテンポ良く読め、私たちの年代と孫世代との在り方を教えてくれる作品。

子育てを垣間見た思いです。 現実は物語と比較にならないほどの大変さと幸せがあるのだろうとも思いました。 これを読んでいた期間は、少し優しい気持ちになれていたと思います。 同著者の他の作品も読んでみたいです。

瀬尾まいこさんの本がお気に入りでこれで6冊目です。 読んでいると心が穏やかになります。感動して涙をながす事もありますがとてもストレス発散になります！泣いてストレス発散です！

瀬尾まい子さんの作品を読むのは3冊めですが、瀬尾さんのストーリーの進め方にすっかりはまってしまいました。今回も時間を忘れて読みきってしまいました。大変面白かったです。

瀬尾さんの中学駅伝の話の続編で、ある高校生が先輩の子どもを夏休み期間中だけお世話するお話です。瀬尾さんの作品は非常に読みやすく、お気に入りです。