火葬場で働く僕の日常　最期の火を灯す者 （ＢＡＭＢＯＯ　ＥＳＳＡＹ　ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ） 下駄華緒／原案　蓮古田二郎／漫画 教養新書の本その他

マンガ形式とは思わず購入しましたが、読んでみて文章だけでは伝わりにくいところもあり、結果この形で良かったと思いました。火葬場でのお仕事が、想像以上に大変な作業( と書かせてもらいます。 )であり、ご苦労な中、最期の送り出しをしてくださっていて、改めて感謝する思いです。 人が生まれてから亡くなるまで( 亡くなった後も )本当に色々な人が、その人に対して関わってきているんだと実感しました。

ほとんどの日本人が、人生の最後にお世話になる場所である火葬場と火葬場で働く人のに関する色々な事が、時にはユーモラスに、時にはしんみりとした雰囲気で描かれています。漫画で描かれていることが面白さと解り易さの大きな要素でもありますが、普段の日常生活では全く知らなかったことをたくさん知ることが出来ますし、人生の最後についても考えさせられる面白い本です。

終活に興味があり購入しました。母親が亡くなって10年以上経ちましたが葬儀の時、もっとこうしてあげれば良かったと思い返すことがあり、思い出しながら読ませて頂きました。コロナ禍の今は密葬が多いと思いますが…ヤクザさんの葬儀とかちょっと面白かったです。２巻目も発売になったらまた購入したいと思います。

活字のみの淡々としたものではなくて漫画仕立ての作品で面白おかしく楽しめる要素が多い作品です。普段の生活においては縁遠い職種、仕事ですので少しでも裏側を覗けたような気がしました。そして、火葬師もまた職人的プライドを持ち鍛錬された技術の上に成り立つ仕事なのだと感じました。

私たちの知らない職員さんたちの日常が詳細且つわかりやすく描かれてあります。仕事の内容は想像を絶するところもありますが、職員さんのおかげで最後まで見送ることができていると思うと感謝しかないのではないでしょうか？他にもエピソードがあれば続編として発刊してほしいです。

YouTubeのオススメで下駄華緒さんの事を知り、一度は来たことのある火葬場の色んな話をされていて、動画で「本が出るよ」と言っていたので早速ポチりました。　動画でも話されていた内容が漫画になって【最期の火を灯す者】というサブタイトルも心に響くものがあります。

「怖そう！」と興味本位で読み始めたのですが、途中から火葬場職員さんのご苦労や気遣い、日常のできごと等がわかり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。また、噂で聞いたことのあるような不思議な体験もされるんだな…と。是非、多くの人に読んで頂きたい作品です。

実際に火葬場で働いている人が読んでも違和感がないと思います。実際に働いている方々がモデルになっているのですがそれぞれに人間ドラマがあってホロっと来るシーンや中には怪談もあり盛り沢山。年齢に関わらず死について考えるよい機会になりました。

今まで、自動で焼けて骨だけになって出てくるのかと思ってました。綺麗に焼き上げるために人の手が結構加わっているのですね。気になるけどなかなか知る事のない仕事内容なので、とても興味深く感じました。買って損はない作品でした。

人生の最期がどのように行われているのか、知りたかった仕事の内容をリアルに学ぶことができました。しかし、重苦しい雰囲気で描かれている訳ではなく、笑いも涙もちょっとしたホラーもあります。私にはためになる漫画でした。