猫を抱いて象と泳ぐ （文春文庫　お１７－３） 小川洋子／著 文春文庫の本

チェスの世界でひそかに尊敬を集めることになった”リトル・アリョーヒン”の一生を、「博士の愛した数式」で有名になった著者が放つ一作。 チェスの師匠である”マスター”、仄かに想いを寄せる身寄りのない女性”ミイラ”、 少年の最終地であった老人福祉施設の看護師長、少年の家族。皆、少年と交わるものの、ある者は人生を降り、また、少年はある者の人生の一部となる。 生と死、どうしようもない状況でも生きていかなければならない人生の業を受け入れ、ただひたすらに対戦相手とのチェスで、美しい旋律を奏でようとした少年。 淡々とした文章ですが、静かで美しく、そして切ない物語です。

大きく話が三つに分かれ、登場人物の死でしめられる。最後は残念だったけど、内容の濃い、ちょっと不思議で人間味を感じる話でした。 チェスのルールは知らなくても、読み進めると話の理解に必要な知識はついて来ます。

小川洋子さんの作品を初めて読みました。 チェスのことは良く分かりませんが、物語は楽しく読むことができました。 小川さんの他の作品も読んでみたいと思いました

自宅にいながらすぐに届きました。有効な時間を使うことが出来ました。梱包も完璧で安心致しました！また利用したいです！

とても面白い作品でした。さすが、人気の高い作家さんだと思います。別の作品も読んでみたいと思いました。

中学校の課題図書に指定されており、とても良い本です。

とても良かったです。チェスに興味が湧きました。