老後とピアノ 稲垣えみ子／著 日本文学書籍全般

「ムー…」時代の樹木希林を彷彿とさせる…左額上の髪飾りまでも…アフロヘアで我が道を行く元朝日新聞記者のイナガキ女史が、自宅にピアノも無いのに、ひょんなことからピアノレッスンを始めることになる現在も進行形のエッセイ。うらやましいのは現在旬の若手ピアニストに師事してる事。都会の音大卒を箔に地方で、ん十年一日の如くバイエルから順に教冊さらわせて済ましている先生とは大違い。別にこれから演奏家めざすわけでもないので、弾きたい曲にどんどん挑戦してナンボ。それをリードするイケメン先生の懐の広さと見識の違い！老後のピアノですもん、今が一番大事なのがひしひしと伝わってきます。

おもしろい🤣 痛烈、軽妙な語り口で、どんどん読めます！ 納得、共感の連続です！そして稲垣さんの他の作品も、読んでみようかな、と思っている自分がいます😅

最近自身が、ピアノのレッスンを始めた事もあり、とても興味深く読めました。 没頭できる生涯の趣味を持てる事の、なんと幸せなことでしょうか。

母がピアノ講師なのですが、とてもおもしろい本があるから欲しいとの事で購入しました！佐藤愛子さん好きにもオススメ！

ピアノ復活組にはあるあるで、楽しく読みました。2022年で一番共感した本でした。