流浪の月 （創元文芸文庫　ＬＡな１－１） 凪良　ゆう　著 一般文庫本その他

当事者の思いに気付かない第三者が自身の固定観念を元に状況を判断し、それが世間では特殊とされる(共感されない)が故に居場所を追われていく人がいる...DVなども絡めながら日本という国が抱える病巣を抉り出していく作者の筆力を見せつけられました。全体的にトーンが暗いことと一部の設定に共感できない点があることが気になりましたが、薄陽が射したようなエンディングには救われた気がします。読み応えがありました。

ともだちから勧められた一冊です。タイミングよく映画と併せて鑑賞できました。私の周囲にはない問題で、当初だいぶ戸惑いましたがこの機会に考えさせられました。例えば、ニュース等で取り上げられた事件の根底にあるものをそれ以上に知ることは難しく、想像や自分の考えで決めつけてしまいがちになる傾向が多々あることを痛感しました。SDGs…真剣に考えていこうと思います。　

哀しい物語りでした。 身体的な悩みを抱え、誰にも相談できず、一人ひっそりと生きる。 そんな中で出会った一風変わった少女。 彼女も、また心に大きな傷を抱え、、、。 誰にも理解されない二人の関係。 人は自分の価値観でしか判断できないのだと思い知らされる。 彼らは特別な人では無い。こんに苦しんでいる人が自分の周りにもいるのかもしれない。と、思いました。

「流浪の月」の映画を観てから読むか、読んでから観るか迷いましたが、私は、読んでから映画を観ようと思いました。 切ない人間模様が、感情を揺らし、切なさと苦しさと安堵感が残りました。あまり内容を伝えてしまうと楽しみがなくなってしまうので、この本を手に取って感じて欲しいと思いました。

この作家さんが好きで購入しましたが読み進めるうちに止まらなくなりました。どんどん世界に惹きこまれました。切なくて辛い展開ですが希望もあって心がもっていかれます。 何度でも読み返したくなる本です。 私の今までで一番の本になりました。素敵な本に出会えた事に感謝です。

虐待経験のある方は、閲覧注意。ネタバレになるので内容についてはこれ以上は触れません。 人の間にある誤解と偏見と、押し付けられる価値観。どんな人にも大なり小なりある下世話な感情、無責任な善意が身につまされて、痛い。読後は少し疲れたけれど、救済の希望が見えたかな。

本屋大賞を受賞した時から、読みたいなと思っていました。今回映画化されたので、読んでから見に行こうと購入しました。初めて読む作家さんでしたが、読み易くて一気に読み切りました。電子版も有るけれど、小説はやっぱり紙ベースが良いです。注文後直ぐに届きました。

久しぶりに文庫本で小説を読みましたが読みやすくどんどん読めました。内容はネタバレするので言えませんが、引き込まれる内容でした。凪良ゆう先生が仰るように「文と更紗ふたりが楽に生きられる世界であるように願って書きました。」とのコメントが心に響きました。

映画を観て本を読みたくなり購入しました。 本の感想は、とても想像力をかき立たせてくれるほど、上手く書いてあるなと思いました。 本を読んでから、映画を観るより、映画を観てから、本を読んで良かったと、私は思いましたね(^^)

この本は映画化されて気になっていました。読む前に見に行こうかと思っているうちに終わってしまい残念に思い ならばと本を読もうと探しました所こちらのショップで安く購入する事が出来ました。中古品ですが とてもキレイでした。