限りある時間の使い方 オリバー・バークマン／著　高橋璃子／訳 自己啓発一般の本

タイトルから時間管理の話と思いきや、精神的な話から考え方について発展していき、とても読んでいて楽しかった。 印象に残ったのは二つ。一つ目は、7つの習慣の「大きな石の法則」に意を唱えてたこと。二つ目は、「今ココ」にいることに気づくこと。 一つ目の「大きな石」とは時間管理で自分の価値観（原則）にそった「だいじなこと」のことで、スケジュールを組む時にはじめに入れておけば、ありたい姿に近づけるというものだが、筆者は「大きな石が沢山ありすぎるときはどうするのか」と訴え、それに対して、タスクを減らす方法を３つほど紹介してくれた。 二つ目の「今ココ」は、将来や過去のことを考えるより、今生きてることが全てということ。嫌なことが頭に浮かんでも、あらがわず受け入れると楽になる（享受することと理解した。）それを実感するには練習も必要で、練習方法がいくつか紹介されてた。心があるから思考がくるので「心よありがとう」と思うこと。身体の中で気分の悪いところ・良いところをスキャンすると落ち着く。肺の空気を全部吐き出して、自然に吸うと今ココに気づける。いずれも鍛錬が必要だと思うが、成長していくためにやってみたい。

久しぶりに良い本に出会いました。これまで思っていたモヤモヤがスッキリしました。 最近流行りの「タイパ（タイムパフォーマンス）」とは真逆の考え方です。「効率的な時間の使い方」等のビジネス書とも一線を画します。これ以上書くとネタバレになるので、あとは自分で読んでください。

50代に突入し、人生の残り時間について考える様になりました。今までは時間を如何に上手に無駄なく使うかという事に捕らわれて、無力感を覚える事が多かったです。この本と出会って時間の大切さが少し分かった気がします。自己を俯瞰でき、楽になれました。

要は、人生は有限、将来を気にせず、今を生きなさい、一期一会の時間を大事にしなさい、交流を楽しみなさい、という内容です。 内容は素晴らしいのですが、例なども多く、やや冗長で、読むのが面倒になりました。

若い世代との時間の考え方、使い方の意識のギャップをどんどん感じるようになってきた昨今。自分のバイアスの向こうにある、限りある時間の使い方の考え方、参考になった。

タイトルからはいかに時間を有効活用し、たくさんの仕事を効率的にこなすかという感じにとらえられる方もいるかと思いますが、まるっきり別物です。参考になります。

今まで時間について余り意識して考えていませんでした。 この本を読んで時間が有限であること、現代人が時間を効率的に使用する余り支配されている現状を知りました。

時間管理術とは一線を画す深い時間と人生への洞察があり、引用も適切で分かりやすく、かつくどくない、ちょうどいいバランスで、今年読んだ本の中では一番です。

ちょうど30%引きの日プラス5のつく日でとてもお安く購入できました。思っていたものとは違う内容でしたが、効率化より大切な新たな発見ができる方でした。

かなり参考になりますよ！自分も20年前からよく後輩に同じことを言ってました。覚えていてくれているといいな…生きる上でためになる一冊だと思います！