朽ちゆく庭 伊岡瞬／著 日本文学書籍全般

父親は建設会社の現場監督、女性問題や下請けとのトラブルを抱える。母はパートをしている税理士事務所の所長と不倫。中学生の息子は虐めからの不登校。それぞれに不信を抱きながら仮面家族を続けている。近所に育児放棄されたと思われる少女の存在。長男はある日、公園でその少女に声をかけ家でゲームをする。そこから始まる不可解かつ哀しい事件、母親のパート先の同僚方の誘い、その同僚の息子は虐めグループのボス的存在だった。依存と不信と裏切りの連鎖が蟻地獄のように家族を蝕んでいく。まだ問題が続くことを示唆している結末の余韻が印象的。

中学生の真佐也は学校へ行かず、こっそり友達の純ニとゲームしている。ある日家の前の公園で幼い少女が具合が悪そうなのを見かねて家に上げてしまう。その後少女の父と名乗る男が娘がいなくなったと暴れだし、、。ワイドショーを見てるみたいで一気読み

最近伊岡瞬さんの作品を読んでいます。ちょっと怖く感じたりする所もありますが　どんどん読んでいけます。こんな家族がいたら怖いな。