一度きりの大泉の話 萩尾望都/著 紀行、エッセー本全般
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- 大泉といえば洋さんが浮かぶぐらいで、サ…2021/06/20大泉といえば洋さんが浮かぶぐらいで、サロンは全く知りませんでした。リアルタイムで読んだのはブラッドベリの「みずうみ」「霧笛」。元々ブラッドベリが好きだったので、物語と絵がぴったりとはまっていて素晴らしいと思ったものです。昔は原作付きの漫画が一段低く見られていたんですね。竹宮さんとの間にそんなことがあったとは驚きです。思いもよらなすぎて反論できないことってありますものね。ちゃんと言葉で反論できていたら、ここまで頑なになることもなかったかも…。どちらに肩入れするでもない読者からすれば、全く似ていない作品だけれど、当時の少女漫画界では舞台設定が斬新だったのでしょうか? それにしても、漫画を読まなくなって久しいので、その昔よく知った漫画家さん達がすでに他界されているのをこの本で知りました。長い時が過ぎたのだなあと改めて思います。
- 萩尾望都さんの深い心の奥を見れた2021/06/20ネットで評判で、これは読まなくては!と思い購入。確かに萩尾さんの作品と共に、深い深い思いがあちこちに溢れて、描画の表現もすごいけど文章も素晴らしいと感じた。そして私も大好きな竹宮惠子さんとの確執(いや、一方的な重い思い)には、びっくり。 2つの巨星の間にこんなに長いこと隔たりがあったとは。 私の偏見でしょうが、萩尾さんは竹宮さんを避けてますけど、ホントは大好きなんでしょうね。ただ、あまりにも繊細な萩尾ワールドには、竹宮カラーが混ざれないのではと感じた。 あちこちでこの本の内容が取りざたされてるが、重いなぁという読後感です。でも、この本のを出したことで長く悩んでいた事が少しでも薄らいだらそれは萩尾さんにとって良かったのではないでしょうか。私も一度きりしかこの本を読まないことにしました。
- 大泉サロン2021/08/01萩尾望都と竹宮惠子がデビュー当時に住んでいた、いわゆる大泉サロンの数年間とその後を、萩尾本人が書いた本。 竹宮が数年前に出した「少年の名はジルベール」と併読することをお勧めします。 竹宮の中で若かりし日の想い出として書かれた時代が、萩尾の中では今でも触れれば血を流すくらい辛い時代として書かれています。 人と人の関係にヒビが入ったとき、一方が金継ぎで美しく修復できたと思っても、一方にとっては、ヒビですらなく粉々になってしまっていることに胸が痛みました。 子供の頃、漫画好きで、萩尾も竹宮も大好きで、竹宮の「地球へ…」は映画館で見たほど好きだったのに、改めて自分の本棚を見ると、今は萩尾の本しかありませんでした。 両巨匠への敬意を込めて、敬称は略させていただきました。
- とても興味深い1冊でした。当時子供だっ…2021/10/25とても興味深い1冊でした。当時子供だった私はたしかに「風と木の詩」と、「11月のギムナジウム」「小鳥の巣」がごっちゃになっていました。が、この本を読んで納得です。増山さんというキーパーソンがいてお二人に少なからず影響を与えた。だから同じ様な世界観を持つ作品が生まれた。ただ内容は似て非なるもの!もう50年たったのだからわだかまりを解けではなく、50年も前のことなんだからもうほっといてあげて欲しいです。
- 良い本です。2022/02/13竹宮さんと望都さんの、よくわからなかった関係が理解できました。人間は嫉妬する動物なんですね。 竹宮さんの作品を一切見るのをやめた望都さんの傷の深さが分かります。 でも、もしお二人の関係がこじれていなければ、漫画界はさらに飛躍したのでは・・・・・・と思ってしまいます。
- 面白い。特に竹宮惠子の『扉は開くいくた…2021/05/21面白い。特に竹宮惠子の『扉は開くいくたびも』とか『少年の名はジルベール』と併せて読むとその面白さは倍増する。常磐莊に併称される大泉サロンの実態が生き生きと伝わってくる。そして竹宮と萩尾の訣別の実相も好く分かる。現代日本漫画史に対する貴重な証言だ。
- うむむ2021/11/12この本を買ってからうむむむむと悩むことが多かったです。 萩尾望都さんのファンですがT氏のことも決して嫌いではなかったので少し見る目が変わってしまいました。 当時のおふたりの年齢を考えると未熟さゆえの仕方なさもあったのでしょうがうむむです。
- 昔の記憶が蘇る2021/06/17作者の事より自分の事を思い出させてくれます。読みすすめるうちに自分自身の同じ頃の出来事が蘇ってきました。アナログ世代の私にはすべてのプロセスが懐かしくもあり良くも悪くも夢のあるいい時代だったなぁ…と改めて感じさせられました。
- この本が出版されたのを知って、購入した…2021/05/24この本が出版されたのを知って、購入したくて近くの本屋さんを探し回りましたが、都心ではない本屋さんの品揃えでは見つけられませんでした。今回のように欲しい本がネットで購入できるのは本当に助かります。早速、読みました。
- 予約購入で確実に入手でき、梱包も丁寧で…2021/07/04予約購入で確実に入手でき、梱包も丁寧でヨレや傷もなし。おまけにポイントもつくとなっては、街の書店を応援したいと思いつつもついついこちらで買ってしまいます。
「紀行、エッセー本全般」の売れ筋製品
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価格 | 1,980円〜 | 1,650円〜 | 1,346円〜 | 1,870円〜 | 1,009円〜 | 1,599円〜 | 1,760円〜 | 1,980円〜 | 2,178円〜 | 1,540円〜 | 1,705円〜 | 1,633円〜 | 1,540円〜 | 1,100円〜 | 1,754円〜 | 2,178円〜 | 785円〜 | ー円〜 | 1,650円〜 | 1,236円〜 |
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