サイコパス （文春新書　１０９４） 中野信子／著 文春新書の本

HSP気質の出身です。 そのため、共感性が薄いサイコパス的な人々とは 色々と合わないし、好きにはなれない。 ただ、HSPだけの社会が正しいとは思えない。 サイコパス的な推進力も 時には必要な気がする。 (犯罪級は除く) ブードゥーでいうところの rada と petro のように、どちらが正しいというものではないのでは？ その意味で 脳科学・人類学をベースに 事実に基づいた内容を 一般人にも分かりやすく伝えてくれる本書からは、多くの事を教えていただきました。 (おまけ) この本の中に出てくるムンドゥルク族の男性について。 その多くはサイコパス的で、他者を即座に攻撃できるように 血糖値が上がりやすい体質をしているそうです。 それって 彼らの専売特許なのかな？ 私は(抗ストレスホルモンの大量分泌で)半年ほどの間 空腹時血糖450mg/dL超の状態が続いた事があります。 (現在は 正常範囲まで回復しています) 何が言いたいかを記すために『善悪の彼岸』を引きます。 怪物と戦うなら、その過程で自分自身が怪物とならないようにしなければならない。 私には「レジリエンスの塊」が味方にいたので、害を為す怪物にならずに済みました。 非常に有難いと感じています。

サイコパスは身近にいるという事実には驚きです。 サイコパスは悪いことをしてもそのことについて悪いと思わない。という精神的に少し普通ではない状態の人のことのようです。しかし、これには人によって程度がことなっているようで、強弱はあるようです。 その存在は身近で、しかもかなりの社会的地位の高い人に多く存在するというのです。それは、このサイコパスの特徴である悪いことを悪いとは思わないということから来ているようなのです。つまり、私たちは普段、こんなことを他人にいうとその人が傷つくんだろうなと思って言わずに済ませたり、すること多いですよね。でも、このサイコパスの人たちはそんなこと御構い無しでどんどん発言しますし、生まれながらにもっている負けん気の強さと集中力で、人を押しのけ出世したり、高いャリアを積み、社会的な評価も高くなっていることがあるのです。そのがむしゃらな姿は時に魅力的に見えることもあるので、一定の支持も得られるというのです。そういえば、こんな人はいるいると思ってしまいますよね。 悪いことは悪いと思わない人たちなので、要注意なんですが、身近にいるよって教えてくれているいい本です。

テレビでの気楽な解説風ではなく、きちんとした学術書に近い内容です。心理学や社会学などの基礎的な本として重要な内容が盛り沢山です。テレビに露出したり、社会的に有名ないし悪名の人達の反応が、脳の生理的な特徴による可能性が分かりやすく書かれています。そうした人達とは通常の｢人間的関係」ではなく、特別の「対応モード」で関わる必要が痛感できます。

知り合いにおもしろい、と聞いて購入。 まだまだ解明されていないことも多いが、書かれている内容は興味深かった。 周りにも間違いなく存在するサイコパス。 相手を知れば、こちらの接し方を変えていい関係を築けると思うので、先入観でサイコパスを否定するのではなく、共存できる知恵を持ちたいと思った。

サイコパスというとイコール犯罪者と思われがち。 ずっと、そうなの？と思ってました。 サイコパスの中に犯罪者になる人が多いと言うだけで、イコール犯罪者ではないのでは、と。 本書ではそういったことを脳科学で解明し、世間の誤った認識を正してくれます。

店舗に行かなくても、なかなか見つけられない本が手軽に購入でき、いつも助かっております。梱包も丁寧で中古にしては状態もよく気持ちよく読めます。サイコパスの心理とはどんなものか想像もつかないので興味があり購入しました。

サイコパスとは何かを知りたくて読みました。定義づけがしっかりとされていて、自分の中で腑に落ちました。サイコパスが、これまでなぜ自然選択をこれまで受けてこなかったかについての考察は大変興味深かったです。

サイコパス落語を創作する落語家さんのファンなので、補助的教材として購入し、サイコパスを学習しました。 サイコパスと正面から向き合った良本かと。

この著者の別の書籍を購入し、非常に面白かったので、評判が良さそうなこちらの書籍を購入。テーマ的にも興味がある内容で間違い無かったです。

解説が詳しく、そして犯罪はなくならい。本の中に書かれてあった誰しもその立場になりえると書かれてあった。その言葉 頭の中に残っています。