沖縄の離島路線バスの旅 下川裕治／著　中田浩資／写真 目的別ガイドブック

第９回沖縄書店大賞の沖縄部門で大賞受賞。良し悪しに癖のある評価が難しい本だと個人としては思います。しかも、まだ前半半分しか読めていません。その原因が、この著者の文体、書き振りが読みにくく、しかも内容自体は大したことは書かれていないのにこの方の文を読むのが苦痛に感じています。ただし、旅行する際の情報に関しては量、質ともに素晴らしいです。宮古島の拠点乗り場が宮古島市役所に変わったこととか、沖縄グルメの小話など、必読かつ初めて知った内容が次々出てきます。写真も著者は入り込んでない方が良かったと思いました。著者が映り込むなら、現地の方々とやりとりしている場面とか、何らかの映り込む意味があって入り込んで欲しかったです。路線バスを使って実際に沖縄を旅する方、行けないけど行ってみたい、妄想旅をする方、どちらのタイプの方も満足するであろう内容と構成だと思います。路線バスの路線図は大まかなものしか掲載されていないので、道路地図を別途購入して、突き合わせながら読むと理解度が上がると思います。消えてしまったバス停の意外な理由なども蘊蓄ぶりには興味深いですよ。

沖縄いきたいなぁと、コロナで3年ガマンしてます。埋め合わせについつい購入しましたが、余計行きたくなりました。沖縄のバス最高！今年は乗るぞ！

海外か難しい中での国内沖縄離島の旅でしたが、下川さんの旅らしさが詰まった一冊でした。大変楽しく読ませていただきました。