ネトゲ戦記 暇空茜／著 紀行、エッセー本全般

某若年層支援事業関連の団体やナニカのグループ、都に対する住民監査請求など、現在進行形で戦い続ける暇空氏の黎明期に関する戦記。 持って生まれたIQが一般人のそれでは無いし、FF11をはじめとするMMORPGで頂点を取れるあたりもやはりただの一般人では無い。そのため、一般人の体験できる範囲を超えたエピソードがあり、難解な点があるように感じるかもしれないが、三人称(視点)語られている事がその場面を想い描く事に適していると感じ、ワクワクしながら読み進める事が出来た。某デスゲーム系ラノベの主人公では無いが、氏の持っている意志力の強さが総てを支えていると感じたので、若い人にも是非読んで見て欲しい。 また、裁判を「裁判官にわからせるゲーム」「一貫性保持ゲーム」と記しており、裁判のイロハを学ぶ本として読んでも面白い。 ただ、注釈が多く付いている為、ネトゲ等に興味が無い方は読みにくく感じるかもしれない。 なお、本作にはヒロインのアスナは登場しないが、次回作以降でいつか氏のもとへヒロインが登場する事を切に願う。

自己啓発本を読むよりも何倍も参考になる。学生さんにこそお薦めしたい。社会ってこんなもんだよって事がギュッと詰まってる。個人的にはネトゲには馴染みがないから、そういうもんなんだなーって感じだったけど読み進めていくと共感と驚嘆が押し寄せてくる。他人を簡単に信用するな。契約はちゃんと納得した上で締結しろ。当たり前の事がいかに大事か。人生を学べると思います。

裁判がドキドキハラハラで興奮する。 暇空氏の決意の硬さに驚愕！