家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった 岸田奈美／著 紀行、エッセー本全般

なんでこんなにつらい出来事が続けて起きるんやろ？と読んでいて辛くなりますが、持ち前の明るさと行動力で自分を見失わずに生きていく著者の笑顔に救われました。表紙のカバーを外すとご家族のとてもいい写真を見られるんです。 関西人の良さなのか、哀しさなのか、いいことがあってもイヤなことがあってもついつい突っ込みどころを探してしまう感じ。泣き笑いになりながら読みました。 とにかくまっすぐで思いついたことはすぐ行動できるパワーはすごい。そんな彼女やから神様は人より多めに試練を与えてしまうんやろか、と思ったり。けど、そのぶん、素敵な出会いもたくさんあって、きっとこれからも著者の周りではしんどいことやオモロイことが次々起こるんやろな。次の本も読みたいです。

この本は、私のネット友人の中国を中心とした経済ジャーナリストの浦上早苗さんが紹介していたとともに、ニッポン放送・STVラジオ放送のミューコミプラスで紹介されて出演されていたのを聴いて発注しました。仕事でも、プライベートでも車椅子の方、ダウン症の方をみています。この本の紹介記事にもありましたが、文章から読み込むにつれてありありと情景が浮かびます。2冊目を購入して友人へ押し付けさせて頂きました。

個人的に2020年のベスト本でした。大変の一言では表せないくらいの人生を歩んでられますが、とても力強く、ユーモアに生きてらっしゃり、読んでいると元気をもらえます。大変なことが次々に降りかかられますが、周りの助けを借りながら、絶対に乗り越えられるのだろうなと変な安心感を持ってしまいます。本を買ったりそんな小さいことしかできませんが、なにかこの方の人生に関わってみたいと思う作家さんです。

介護の仕事をしています。同僚ヘルパーの障がいを持っておられる方たちへの、片寄った考えかたに、悲しい思いをします。あなたは人生楽しんでますか？あなたの人生はカラフルですか？これ読んで❗と渡したい。どの人にも楽しみ、悲しみ、怒りは平等。可能性も一緒。自然体で、周りに感謝し、おしきせではない愛を振り撒きたい。出来ない事ばかり考えないで、出来る事をしよう！

作者を取り巻く環境はとても険しいものばかりでお涙頂戴的な文章がどんよりとした気分になる文章になるのが普通なのですが、この本は本当に面白い。 だからと言って決して平坦とは言えない境遇を自虐的に笑いにしてるのではなく、作者の愛と優しさが笑いへと導く素晴らしい作品です。 ちなみに、あまりにも面白過ぎるので電車などの公共の場で読むのはオススメしません(笑)

岸田家の大騒動が面白おかしく、そして自然と涙があふれてくる本です。生き方や家族との関わりを深く考えさせられます。「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」というタイトルも最高です。 パラリンピックのコメンテーターの時の発言が面白く、Twitterをチェック→ファンになりました。他の作品も読んでみます！

さくら剛とか宮田珠己の女性版？みたいな楽しいエッセイで、弟くんのキャラクターが素敵でジワります。弟くんとのエピソードもっと聞いてみたいですね。捨てる神あれば拾う神あり。まさに私も日々思うところです。一家の大黒柱として、どんどん前に進んでいって、これからも楽しみにしています。

普段、本はあまり読まないのですが、内容に興味があり購入しました。文章がとても面白く、すぐに読んでしまいました。たくさんの困難があっても、乗り越えられないものはないんだなと思いました。家族と笑い合って暮らせれば、それだけで幸せだなと思います。友達にもオススメしたい本でした！

グイグイ惹き込まれる世界観。 思わず…うふふって思ったり、ほ～っ、なるほど…そういうとらえかたをしますか…と何処か気持ちが和らぐ時がありました。 色々な感じ方があるとは思いますが、気持ちに変化が出る作品だと感じました。ちょっと気持ちがクヨクヨした時に栄養を注いでくれました。

始めはちょっと自分が思っていたのとは印象が異なっていたんですが…。読み進めるうちにどんどん岸田さんの世界に引き込まれて行く感じでした。この世に生を受けたという事は素晴らしい事だし、ひとりひとりに大切な使命があるんだと、そして幸せになる権利があるんだと思います。