おむすびの転がる町 書籍扱いコミックス / panpanya 〔本〕 ティーンズ、ファンタジーその他

本のタイトルの「おむすびの転がる町」は、あまり普通の人が想像できない角度から物語が広がっていきます。panpanyaさんの漫画は、いつも予想外の展開で物語が進んでいくのでとても面白いです。また、予想外の事象を論理的に説明しながら物語が展開していくので、物事を理論的に考えることが好きな人に向いていると思います。

日常に横たわっている謎を旺盛な好奇心と発想力で様々な方向へ転がしていく作風はこれまでと変わらず安定した面白さがあります。カステラ風蒸しケーキとの最初の出会いの話はこの単行本で読めます。

初期の作品の幻想的な雰囲気が薄れてやや残念ですが、面白さは増していると思います。登場人物は同じなのに、飽きないんですよねー。キャラクター達の謎は深まるばかり…。

ふと日常的に目にしているものや事柄の解像度が少し上がった気になります。 何てことないようなところから突然に非日常的な世界観に散歩しにいくような感覚で楽しめます。

独特な世界観のメルヘン？ファンタジー？SF？作品です。作者は日常をどのような視点で見えているのか気になります。若干不気味さも特徴的です。

相変わらずのpanpanya 節が満載で、安定した面白さ。以前よりも自由で軽いタッチの話増えて、幅広い人が楽しめる。

相変わらずの独特な世界観を持つ漫画ばかりです。ただ、日記のような作品が今回は多く、その点だけが少し残念。

マンネリに陥るどころか逆にパワーアップしてる。やるなあ。一冊目の単行本の次ぐらいに好きかも。

自分用に購入致しました。不思議な感覚にはまってしまいました。新作が楽しみです。