「居場所がない」人たち 超ソロ社会における幸福のコミュニティ論 小学館新書 / 荒川和久 〔新書〕 教養新書の本その他

『ソロ社会マーケティングの本質』と合わせて現代日本人の必読書だと思う。 人口減少、少産多死という魔法のような解決策が無い過酷な状況にある日本社会で希望を持つことは正直難しい。そんな国で恋愛して、結婚して、子供を持ちたいという人は生まれずらくなってるのかもしれない。 でも生まれてしまった以上、現実を見据えつつも、少しでも明るい未来やを想像したい。そんな社会を生きて行きたい。 この状況に対して、著者は「所属するコミュニティから接続するコミュニティへ」「ウェルビーイングではなくウェルドゥーイング」という形で、ヒントになるようなコンセプトを分かりやすく示してくれている。 これらは魔法のような解決策では無いかもしれないが、現実を生きる我々の人生を少しでも良くしたい、気概を著者の数々の言葉からありありと感じられた。

日本社会が抱える問題を改めて気づかせる一書ですね。 多様性と良く耳にしますがどれも抽象的な表現が多く本質をわかりやすく教えてくれます。