存在のない子供たち DVD ゼインアル=ラフィーア、ヨルダノスシフェラウ、ボルワティフトレジャーバンコレ、ナディーンラバキー、ハーレ

とても考えさせられる内容。 そうか、自分を産んだ罪で両親を訴えるのか・・。 子供は親を選べないので、まともに育ててもらえないなら産んでくれなきゃ良かったのにって思うよね。そうか、そうか。 彼をそんな選択に突き動かしたのは、間違いなくこの国の大人と社会。 児童労働に身売りまがいの強制結婚。その先に待ち受ける悲劇・・と、内容が重いので、たびたび観たくなる映画ではないです。ただ、すごく刺さる内容。 主演を果たした子役の男の子は、のちに家族とベイルートを離れて現在フランスで暮らしていると語られてました。 舞台になったベイルートはただでさえこんな治安なのに、その後大規模な爆発事故が起こり、現地の子供達は今どうしてるのだろうかと思うと本当に胸が痛む。 一見恵まれてる日本にも、日本なりの闇があるので簡単に比較は出来ないけど、世界中の子供が幸せに生きれるようにと、大人としてただただそう願わずにはいられない。