今日われ生きてあり　知覧特別攻撃隊員たちの軌跡 （新潮文庫　こ－２１－５） （第２版） 神坂次郎／著 新潮文庫の本

今現在、私たち日本人が《自国の安全保障》を『アンポ』等と他人事のように語り、《自分達の国を守って貰っている国の基地》に対して「出て行け」や「憲法違反」等と、幼い子供が駄々を捏ねるかの如き《みっともない振舞い》をしても、世界の国々から見下されもせず、見捨てられもせず、何とか『主権国家』としてノホホンとしていられるのは何故でしょう？ それは人種差別をして植民地を増やし、世界の富を自分達のモノにしようとしていた《欧米列強》に抗して、アジアの自存自衛を図り、一敗地に塗れる時も、敗戦後敵国に『奴隷化』されぬ為、自らの命で敵船へ散華した沢山の先人のお陰なのです。 『Crazy Attack』と呼ばれた等とよく言われますが、「身の回りに何も武器が失くなったら、その身を捧げて戦う事は《兵士の信条》として理解出来る」とも(海外では)言われてもいるのです。 確かに敗戦後の苦労は有りましたが、私達が《奴隷》にまで引き摺り落とされずに、ナメられずに済んだのも、彼等の尊い生命のお陰なのです。 そのお陰で今生きている21世紀の私達は何をすれば良いのか？他国を侵略しようとする傲岸不遜な国を蔓延らせない為に本書を読みましょう。