ふぞろいの林檎たち５／男たちの旅路〈オートバイ〉　山田太一未発表シナリオ集 山田太一／著 演劇シナリオ、戯曲の本

この本が出てほどなくして ご本人が亡くなってしまわれたので 追悼出版かの如く感じられ 内容共々宝物の様な本です。 山田太一作品は現在の自分を作り上げた 重要な要素であり、『早春スケッチブック』、『ふぞろいの林檎たち』、『真夜中の匂い』と立て続けにリアルタイムで視聴した記憶は、そのまま高校から大学時代のまさにほろ苦い青い時代そのものです。 『ふぞろい〜』は1作目からⅡ、Ⅲ、Ⅳとその後を追いかけてゆく中、正直観ていていたたまれなくなる感じが強く、特に仲手川耕一役が小林薫でなくなってからはまともに観ていないかもしれない… 今回の未発表脚本集を読むにあたり、改めて 脚本を読み直してみました。セリフまわし、 声のトーン、動きが容易に頭に浮かんできます。満を持しての『V』、とても自然に続編として受け入れられる内容でここまで放映していたら、よりシリーズとして完結した感じがしたと思うので残念な気持ちがありますが、 ヘタに新たなキャストで焼き直しなどごめんなので脳内変換で当時のキャストのみなさんの芝居を想像する楽しみで満足とします。 ラストは一作目に繋がって、まずは大団円… 山田先生、ありがとうございました。

初回放送は、◯流工業大学に在学中でしたので、まさに世代です。 表紙のイラストのとおり手塚里美さんは可愛かったです。 あれから40年以上が過ぎましたが、青春の思い出です。 迅速に発送していただきました。 内容はネタバレなので書きませんが、興味のある方は購入ください。

男たちの旅路、ふぞろいの林檎たち、ともに当時リアルタイムで観ていた私にとって、俳優の方々の姿をイメージしながら読み進める事ができます。とても懐かしい思いです。

一行一行　役になりきって読んでいるので 時間がかかりますが　楽しく読めます!