ユダヤ賢者の知恵　ＴＨＥ　ＲＵＬＥＳ 石角完爾／著 成功哲学の本

なぜユダヤ人は壮絶な差別や迫害を生き延びてきたのか。 なぜユダヤ人はとてつもなく優秀な人が多いのか。 これらの疑問に答えてくれるのがこの本である。 著者はユダヤ教に改宗した日本人弁護士で、日本人の視点も踏まえたユダヤ教の分析が興味深い。 これからの日本人が生き残るためのヒントがつまっている。 感銘を受けた文章を一部紹介する。 「ユダヤから学ぶ子どもの読書習慣 子供がある事柄を知りたがる。もしくは、疑問を持ったとする。 その疑問や問いを親は大切にする。そして、本を買ってきて、その疑問について家族みんなで調べ、議論を始める。家族議論が勉強の中心だ。」 「なぜマジョリティは無能になりやすいか？ マジョリティは自分たちに都合よく国家システムを組み立てられるために、居心地がいいので努力も勉強もしなくなるからだ。常に努力も勉強もしないマジョリティから圧迫されるマイノリティは、努力と勉強に励むから優秀な人材を輩出する。これが国家繁栄の有望な人材になる。」

タイトル、ユダヤ賢者の知恵とあるように、よきユダヤ人(聖書の勉強・祈りを毎日欠かさず戒律を守る人)、ここではユダヤ教に改宗された石角完爾氏だが、今の日本の現状を、4000年を生き抜いたユダヤ不変のルールに照らす事で、日本の衰退の理由が全て見えるようになっている。

包装も丁寧ですぐに届きました。息子に頼まれて購入しました。すぐに読み始めたようです。私も借りて読もうかと思っています。