菜根譚 （岩波文庫） 〔洪自誠／著〕　今井宇三郎／訳注 岩波文庫の本

漢文と古語訳、そして現代風に解説がしてあり、なかなかの読みでです。漢文と古語訳を飛ばして現代解説を読んでも面白いですね。一通り現代解説を読んでから、漢文とを読み合わせながらもう一度読むと楽しいと思います。この本は文庫本ですので、老眼の人は読みづらいかな。私は還暦を過ぎていますが、眼鏡は無しで読みました。

論語と合わせて読むとパワハラ上司に対して達観して見ることができるようになり、ストレス耐性もつくなぁと思いました。ここに書かれていることを少しでも心掛けることが出来れば人として成長できるなぁ、こうありたいと思えます。あと、日本語訳が分かりやすいです。原文もあり、注釈もあり、自分なりの解釈もできます。

とても読みやすくなっていて、現代のわたしたちにも役立つ生活のヒントがちりばめられています。疲れた時やしんどくなった時の薬になると思います。

地元の本屋を探しても、岩波文庫は無かったので、助かりました。綺麗な新品の本です。私の座右の書です。迷った時には、励まされ勇気付けられます。

藤平光一氏の本を読み進むなかで、引用があったので興味を持った。いまでも通じる、考え方、生き方の良書と思う。

ベストセラーということで決定して正解でした。

じっくり読めます。