合唱　岬洋介の帰還 （宝島社文庫　Ｃな－６－１０　このミス大賞） 中山七里／著 宝島社文庫の本

「さよならドビュッシー」を映画とドラマで観ただけで、原作も未読で、中山七里先生の作品自体どれも読んだことはありませんでしたが、新聞の広告であらすじを読んだだけでとても気になったので購入してみました。 主人公？の岬洋介が登場するまではどうなることかとハラハラし、天生さんと同じくらい不安になって読んでいましたが、岬洋介の登場でもう何もかもきっと大丈夫！と安心して後半も読めました。　 色んな登場人物が過去の作品で繋がっているようなので、これを機に他の作品も読んでみたいと思いました。

デビューから11年の集大成の印象が残る。中山七里さんの作品はテンポや展開が早く読みやすいが、合唱は際立つ。それだけに作品は順を追って読むことをお勧めしたい。巻末についている登場人物相関図は相関図としてみるのも面白さがあるが、作品を順を追って読み進めるのに役立つ。 登場人物の集大成に拘った為かストーリーはほぼ想像がついてしまう。それでも表現や論理展開は小気味良さを感じ楽しめる。

たまたま「さよならドビュッシー」を手にする機会があり、この連作にどハマり。前作の「もう一度ベートーヴェン」の最後のシーンからのつながりで、まさかこんな状況になるとは！とストーリーの面白さに一気読みしました。 この作者さんの他の作品の登場人物が次々と出てきて、ということみたいですが、このシリーズしか読んでないので面白み半減なのでしょうが、それでも十分に楽しめました。

岬洋介シリーズは全部読んでいます。この本には今まで出てきたあの人もこの人も登場するので、シリーズのファンとしては楽しくてたまりません。いつも素敵な岬さんですが、今回は特にかっこよかった！また帰ってきて欲しいと思わせる一冊です。

登場人物が少なく犯人になりそうな人物が限定されるため、犯人当てとしてはちょっとと思いますが、解決までの道筋が想像出来ず、非常にダイナミックで楽しめました。岬シリーズは音楽的な話も楽しくお勧めします。

中古本でも、すごく状態がよく綺麗な本でした。丁寧に梱包もされていて読みたかった本を安く購入でき、満足いく買い物ができました。

中山作品オールスターという感じでしょうか。もちろん他の作品を知らなくても楽しめますが、知っているとニヤニヤしてしまいます。

それぞれの中山七里作品シリーズを読んでいると主役級の登場人物が出てくるので、嬉しくなりますね。リンクしてて面白い。

好きな作家さんの本です。本屋さんに行かずに購入できるのは大助かりです。丁寧に梱包もしていただいて大満足です。

テンポが好みで読みやすいので中山七里さんの作品が好きです^ ^シリーズものなので順に読む事をお勧めいたします。