社会福祉士国家試験のためのレビューブック　２０２５ 医療情報科学研究所／編集 社会福祉士の本

来年2月に実施の第37回試験から始まる「新出題基準」に対応していて、専門科目と共通科目が1冊で学習できる。また国試10年分の内容を網羅しているため、国試に出題される内容や傾向が掴めるが、本試験は過去に出たものと同じ問題文や選択肢としては出題されないので、ただ単に過去問の同じ問題を何度も繰り返し解いているだけでは真の力は付かない。よって、過去問演習をやるときは、その問題文や選択肢の中に出てくるキーワードを理解していくことが何よりも重要で、そのためにもこのレビューブックをキーワードの意味を知るための辞書代わりに使うといいと思うが、そのキーワードも自分の言葉で人に説明できるぐらいにならないと本試験での高得点は望めないだろう。またこの本には姉妹本のクエスチョンバンクがあるので、併用して学習すると効果的だが、全部を満遍なくやるのは物理的に無理だし、効率も非常に悪いことから★の数が多い分野から学習することと配点の高い「ソーシャルワークの基礎と専門職（共通・専門）」、「ソーシャルワークの理論と方法（共通・専門）」の計4科目（配点計30点）については、同時に学習すべきであることは言うまでもない。