いずみさん、とっておいてはどうですか 高野文子／著　昭和のくらし博物館／著　『いずみさん、とっておいてはどうですか』制作チーム／編集 日本の文化、民俗事情

寡作で知られる高野文子さんの本ですが、漫画本ではありません。本書は「昭和の暮らし博物館」に送られてきたある姉妹の荷物を開けたところから始まり、それらの玩具や文房具一つ一つを慈しむように写真に並べ、解説しています。高野文子さんが出てくるのはイラストとあとがきだけですが、高野文子さんが本書の全体に深く関わっているのはよく解ります。この本の姉妹や高野文子さんを代表として昭和30年代の少女時代の生活や、当時の玩具・文房具などいずれは失われ忘れ去られていくものたちを丁寧に綴っている本で、懐かしい気持ちにさせてくれます。

高野文子先生が関わっている書籍なので、つい購入してしまったのですが、何だかよく分からない書籍でした。

大変きれいな状態でした。 ありがとうございました。　 またお願いいたします。