リボルバー / 原田マハ 〔本〕 日本文学書籍全般

原田マハ、渾身のアートミステリーの傑作です。この謎多き画家の死の真相に迫るべく、まるで130年前の現場に臨場し、 その一部始終を具(ﾂﾌﾞｻ)に見届けるかの如き圧倒的筆力で、読者の興味を一気に鷲掴み。凄いの一言です。 ゴッホとゴーギャン。" 狂おしい程に絵画を愛し、もがき苦しむ生き様を見事に描いた" 不世出の画家二人。その絶大な 評価は、生前には決して与えられませんでした。 ゴッホは、拳銃自殺を図ったということが既に定説になっています。がしかし、それは真実なのか。作者は、その死の 謎を追跡しながらゴッホとゴーギャン、その二人の画家の生涯を再構築します。リボルバーによって、"Revolve" される 二人の生涯。　 極めて残念ですが、これから読む方のために、もうこの辺りまでしかご紹介できません。ぜひ手に取って、原田マハの 限りないゴッホ愛に触れてみてください。強くお薦めしたい傑作です。

2022年最初の一冊は、ゴッホ好きには無視出来ない「リボルバー」でした。「たゆたえども沈まず」「ゴッホのあしあと」に続いて 原田マハ氏の小説は3冊目の私です。狂気の天才ゴッホが自殺では無く他殺。しかも、リボルバーの銃弾で。そして、撃ったのは、ゴッホが慕い続けたゴーギャン？オークションの世界を絡め、謎ときを追いかけながらの進行。ゴッホ研究には欠かせない、原田氏の文章は、フィクションとは思えない。ただ、何人かいたであろうゴーギャンの愛人の告白は、ロマンチックすぎて、しっくりこない。 ただ、生き方上手のゴーギャンと繊細すぎるゴッホ、そして2人を手放せないテオの心中。そのテオからゴーギャンへ託された、ただ一発の銃弾が入ったリボルバーがゴッホの腹を撃ち抜くまでの葛藤は、それぞれが残した作品が物語っているのかもしれない。 また、ゴッホ展行きたくなった。

ゴッホと弟テオ、そしてゴーギャンとの関係を描きながら、現代にまで残る謎に迫るサスペンスです。 やっぱりマハさんの作品はいい〜♪自宅に籠もる時間が長いからなのか、ここはフランス？それともニューヨーク？なんていう錯覚が起きるくらい小説に耽溺いたしました。都美術館の「ゴッホ展」を観に行きましたが、ゴッホを鑑賞する視点が豊かになったように思います。

オークションハウスを舞台に、ゴッホとゴーギャンを題材にしたフィクションですが、本当にあったように思えてしまう凄い展開でした。 途中、意外な展開にハラハラしましたが、最後は心温まる内容で、胸が熱くなりました。

テレビで特集をしていたのを見てゴッホとゴーギャンの関係性に興味があったので購入しました。 読み終わった後にはノンフィクションが気になって色々と調べてしまいました。

原田マハさんの本を読むと今までと違う気持ちで絵画を見ることが出来るように思います。この「リボルバー」を読んで、ゴッホとゴーギャンの絵を見に行きたくなりました。

ゴッホとゴーギャンのミステリー。とても楽しく、あっという間に読み終えることができました。舞台化もされるみたいで楽しみです。

画家ゴッホとゴーギャンの関係に興味があったので購入しました。ゴッホは自殺だったのか。ミステリーに引き込まれて満足しました。

とにかくゾクゾクした。途中からある程度予測はついたものの、ゴッホの時代にいるような気がするくらいのめり込める本でした。

とても丁寧な梱包、配送ですのでいつも安心してこちらに注文しいています。 内容は思っていた通り読み応えのあるミステリー。