ケーキの切れない非行少年たち 1巻 電子書籍版 / 宮口幸治/原作/鈴木マサカズ/漫画 新潮社　バンチコミックス

感じた事は、世の中には中々更生できない人達がいる。 その根本に迫ったのがこの本。 少年院送致された少年達を精神科医がフォローしていく物語。 １巻の終わりの方に出てきたが、ＩＱが低い事にも触れていた。 一部を抜粋すると、《知的障害》はその昔『精神遅滞』と呼ばれていたそうです。 ＷＨＯによる国際疾病分類（ＩＣＤ－８：１９６５年～１９７４年）によるとＩＱが７０～８４が境界知能。 それ以前は、ＩＣＤ－９以降（１９７５年～）のＩＱは７０以下。 彼ら、彼女らは、子供時代の教育や親が育児しない環境で育っており、それらが大人になっていくと、ある条件が整うと安易に犯罪に走ったり、女性だと妊娠しても子育てが出来ないと判断されたりする。 この本は、知的障害者に対する対応方法や対人関係の際の良きアドバイスをしてくれると感じた。 また、マンガを使った説明なので気軽に読めるが、周囲にそんな人がいるのだと教えてくれる。 様子の変な人を知人に持った場合、気付かせてくれるシミュレーションになるし、脳トレーニングにもなる。

通常の本の方でも読みました。 未成年が反社会的な行動をとるのは、親の接し方のせいなのか、やっぱりその子の素地、家系的なものなのか。 こういう場所に入ってから、はじめて人間らしいものに触れる人も多いことが、つらいです。 でも、そういう扱いがしかねるほど、認知が違う子どもだと、やっぱり専門家のもとではないと、難しいのかなぁ。

精神科医の方が知られざる実態を 世の中に知って欲しくて原作を書かれたとのこと。 出されて1年未満の新しい本を、 運良く程度の良い中古で 購入させて頂き大変有り難かったです。 前から気になっていた本でした。 2巻3巻もすぐ読みたくなりました。

今、発達障害が世の中に知れ渡りましたが、IQについては、あまり知られていません。知的に問題があるために、生きづらさを感じ、悩んでいる子供、非行に走る子供。それについて、世の中の人たちがもっと、理解するようになればと思いました。

以前、新潮新書で読みましたが、今回マンガで読むとよりリアルに伝わりました。そして、また新書を読み返したくなり、読みました。 発達障がいがある子どもや非行少年から私たちが気づかされる事が沢山あると思っています。

考えさせられます。同じ作者の「子供を殺してください」という親も読んでいますが衝撃的な考えさせられる内容でした。原作本も読んでみたいと思っていたところコミックになりすぐに購入しました。続きが気になります。

更生保護女性会は、少年刑務所を慰問したり、更生施設に寄付をしたりしていますが、このコロナ禍で、視察研修出来ないので、この本の単行本と漫画と両方を読んで、非行に走ってしまう少年少女の背景を学びました。

初回50%オフで、半額で買えたのはとても良い。 ずっと気になっていて、小説で読んでみようかと思ったが、重い内容だったため、漫画の方がすんなり頭に入った気がします。不気味さが際立ち、考えさせられた。

とても素敵な商品を譲って頂きましてありがとうございました。お取引も安心して行うことができ、迅速・確実で、大変信頼の置けるストア様です。機会がありましたらまた、宜しくお願いいたします。

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