栞と嘘の季節 / 米澤穂信 ヨネザワホノブ 〔本〕 日本文学書籍全般

『栞と嘘の季節 電子書籍版 / 米澤穂信』 高校の図書委員が本の整理中に 栞が挟まれているのに気づく、この栞には、トリカブトが栞にプレスされていた。 また、トリカブトによって高校教師や、高校生に気分が悪くなる被害が出てくる。 図書委員の二人と女子高校生が、犯人を捜す。 ①高校の中にトリカブトが栽培されている。②高校生が犯人を追い詰める。チョッと不自然かな ③小説の登場人物が多いので、混乱した。④日本十進分類法という専門用語が出てくる所は米澤さん流石です。

前作『本と鍵の季節』は日常の延長線上だったけど、今作は明らかに犯罪。死人が出なくてよかった。スリルとサスペンスの連続でどう収拾するのかと思っていた。周りのことにあまり関心を持たない松倉が真剣に対処する様子は必見。

本と鍵の季節の続編 栞と嘘の季節だけ読むより、前作を読んでからがオススメです。 少し大人びた高校生達のいろいろな思いが絡まった物語です。

新聞を読んでいた時になにげに目にとまった宣伝広告にひかれ衝動買いしました。結果面白く、前作も購入しました。