羊と鋼の森 電子書籍版 / 宮下奈都 文春文庫の本

映画を観てから原作本を読みたくなって購入しました。 映像の中で、音を通して森や風や水や空気感を身体に感じました。原作本を読むことでもっと繊細な感性や一人一人の考え、生き方が丁寧に描かれています。 森の中であのピアノの音を聴いてみたいと思いました。

賞をとった小説で、映画化もされていて、気になっていました。 さわやかな読み心地で、お話の内容とタイトルがすっとなじみました。 気持ちがやさしくなる話で、少し疲れてしまったときにも良さそうです。

ひたすら穏やかです。ストーリーはもとより、描写する言葉もとても優しく、読者の想像を駆り立てます。読書をしながらのんびり過ごしたい休みの日にもってこいな作品です。

内容が良かったです。ピアノ調律師の小説ですが、主人公に関わる人達が、魅力的に描かれています。主人公が悩みながらも成長していく内容になっていて、共感出来ました。

とても柔らかくて穏やかな印象を受ける読み心地で読み終わるのが勿体無くて、それでいて次のページが楽しみになる物語でした。 1人の若いピアノ調律師のお話です。

ビアノの調律は大変ですね。ギターなら弦の強さ調節での音合わせですか、羊の部分を固くしたり軟らかくしたり。押さえた時の音の柔らかさが伝わって来ました。

単行本時代に立ち読みしていて、文庫化されたら買おうと決めてました。あっという間に本の世界に引き込まれるがそれでいて優しい世界観にいつも癒されます。

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さすが宮下奈都の文章はすごい！ただ、主人公の外村が調律師になるまでが、あっという間だったので、もう少し丁寧な展開があるとよかったですね。

映画を観に行く時間がないので、もっぱら原作を 読んでいます。この作品には大ファンでもある 三浦友和さんも出ているので読むのが楽しみでした。