祈りのカルテ （角川文庫　ち７－３） 知念実希人／〔著〕 角川文庫の本

知念実希人氏の最新刊。彼の良さはストーリーの面白さはもちろんのこと、とかく専門用語ばかりで馴染みの薄い医療業界について、何の予備知識がなくても楽しむことのできる文章力だと思います。本作も変わらず面白かったです。 あと、注文から届くまでも素晴らしく、最近本の購入は専らbookfanさんにお世話になってます。

医師と作家の二刀流の知念氏の作品は、医学的知識を駆使したもので医学ミステリーと言えると思う。 天久鷹央シリーズとはまた違った謎解きのようなものだろう。様々な事情を抱えた患者たち。その隠された事情を持ち前の感受性と観察力で解いていく主人公。ラストまで一気に読んでしまった。

研修医がいろんな科で経験する設定が面白かった。 短編でサラサラと読めるし、病院内部のことも書かれていて、へぇーって思う事も。 最後の「胸に嘘を秘めて」は泣けた。 こういう事も医者の知識がないとできない事で、 現役の医師が書いてる本を読むのは面白いなと思った。

現役のお医者様が著者なだけあって、医療ものとしてもミステリーとしても、良質なエンターテイメントだと思います。 ネタバレせずに、面白さをレビューするのは難しいのですが、もし1年に1冊だけミステリーを読むのだったらこれをお勧めします。

初期臨床研修医の諏訪野良太が専門医を決めるまでの物語。精神科、外科、皮膚科、小児科そして循環器内科の症例を通して様々な患者の想い（謎）と向き合う。短編だけど諏訪野良太の人間性や成長が読み手を惹きつける作品。

配送も早く、綺麗でした。 中古でも全然問題なく、普通に買うより、安かったので良かったです。知念さんの本が好きなので購入したのですが、短編ですが、病院の続き話なので面白かったです

こちらの作者の○○カルテシリーズが面白そうでしたのでオーダーしました。オーダーから到着まで迅速でしたし、包装も完璧、本の状態も綺麗でした。ありがとうございました。

物語の内容も痛快で、さくさくと読み進めます。医療のプチ知識もあるし、少し探偵小説的のニュアンスもあるし。 最後に希望する診療科が決まってめでたしめでたしでした。

内容は大変、読みやすく、面白かったです。今、テレビ放送もあるので主人公と演じてる俳優さんとリンクして更に楽しめて読めました。この作品に出会えて良かったです。

知念さんの作品はよく読んでいるのですが、今回の作品は今までにないような世界観で読んでいて楽しくなりました。また次回の作品も読みたいなと思えます