ゴジラ (昭和29年度作品) 東宝Blu-ray名作セレクション (Blu-ray Disc) 宝田明

最初のゴジラの映画作品を見ました。小さい時分は然程興味は無く、ある程度の年齢に達してからもハリウッド版等をたまに見るくらいでしたが(シンゴジラは観ていません)、このゴジラを5月か6月くらいの日本映画専門チャンネルで偶然観てから、こんなに面白かったとは思いもしませんでしたね。特撮や音楽に携わるスタッフ陣は勿論、俳優まで豪華なキャストを揃えています。戦争が終わって9年後に上映された作品ということもあって。核問題や環境に関しても踏み込んだ名作ですね。

いい年の私ですが、さすがにリアルタイムでは観ておらず幼い頃にテレビで観たような感じで、モヤモヤしていたので思いきって購入してみました。今になって観て感じることは、終戦まもなくよくこんな作品が作れたなあとそのスケールの大きさに驚きです。また疎開かよとか長崎を生き延びたとか、大人になって観ると時代感にしみじみします。特典もかなり楽しめました。オススメです。

レーザーディスクプレーヤーがお釈迦。ブルーレイへの買い換えです。最近のゴジラは、特撮技術は凄いものです。ただ、出自から来るであろう圧倒的な存在感、魔神のごとき絶望感、死力を尽くしてそれに立ち向かう人間の必死感等、今の作品に望むべくもない迫力が。昔の作品に共感を覚えるのは僕だけですか？

ゴジラの原点。 -1.0も良かったのもやはり、原点が良かったからだと思います。 本作は、怪獣映画とはいえストーリーも惹かれものがあり、-1.0に負けないくらい素晴らしい造りだと思いました。

初代ゴジラ、日本が生んだ架空の怪獣にして原点。