この世界の (さらにいくつもの) 片隅に [Blu-ray]

決して「なりたい」と憧れるようなヒロインでありませんが、そこにリアルな現実があります。 普通の人々が普通に暮らす日常に戦争があった現実。 辛い戦争中でもホッと笑える話もあって、全てが飾らない日常の生活の中にあったのだという点がこの作品の魅力ではないでしょうか。激しい戦闘シーンや悲劇のドキュメンタリーだけが戦争を伝える作品では無いことも理解しました。

上映時間が３時間あります。 しかし、時間の長さを感じさせない長尺版になっています。 ストーリー的には同じですが、製作側が本来あるべきシーンを追加したって感じの追加シーンだと思いました。 個人的には、始めからこちらの長尺版で上映してほしかったくらいです。 長尺版の方が話の内容が原作に近く好感がもてます。

映画館でも観ましたが、エンドロールでは、涙が止まりませんでした。 たいへんな時代にあっても、強く生きた方々の苦労の上に、今の私たちの生活があるのだと感じました。

この話が大好きで、予約段階で購入しました。 映画館でも見ましたが、前作よりも少し戦争の色が濃くなりましたが、名作がさらに良くなったと感じています。

エピソードが追加され、映画自体の解釈が更新されました。ただ、オリジナル版ほどテンポ良く進行しないので、３時間近くある分、少し長いと感じました。

2016年のオリジナル版に、新たなシーンを追加したモノです。思った以上に雰囲気が違います。通常版の方が好きかなぁ。