痩せ姫　生きづらさの果てに エフ＝宝泉薫／著 ノンフィクション書籍その他

摂食障害に対する病識というか対応や対処が、３０年前あたりに比べると変わってきてるのかなと思い、読んでみました。私自身長年この摂食障害に悩まされ、苦しんで向き合ってきたので、すごく理解できました。著者が、すごく興味と深く理解してるのを感じます。確かに「それはおかしい、病気だ、治せ治せ」という見方しかなかった頃より、理解者が増えるのはいいことだし、こういう「在り方」を選ぶしかない人達もいるということは、認めてほしいとも思います。ただ、やはり、推奨はできないし、苦しいのも事実でもあるので、「ファン」とか「応援」というスタンスは、違和感ありますね。 もう少し、深く掘り下げた続きの作品を期待します。 流行ものみたいに、扱うミーハーさは危険だし、怖いですし。 難しいですね。