杉浦日向子の食・道・楽 （新潮文庫　す－９－１２） 杉浦日向子／著 新潮文庫の本

２００５年に他界した杉浦日向子氏のことは、テレビでチラッと見た記憶だけで、よく知りませんでした。最近読んだあるエッセイの著者が、杉浦氏の言葉を引用したので、俄かに興味が湧いてきて、初めて読みました。で、その人生感やものの感じ方など実に魅力的で面白く、何故もっと早く！と思いましたが、よく考えれば著作は残っているし、多作な方の様で、沢山あるし、これから色々読んでみようかと考えています。

ふと、杉浦日向子さんの作品を読んでみたくなり検索しました。江戸系と蕎麦系は読んでいましたが、こちらは初めて。食に呑も加わり、益々私好みの一冊でした。

各地の珍味やおつまみを、目の前にしているような描写がたまらなく良いです。 文章を読んでいる感覚が失くなり、映像を見ている感覚に陥りました。

単行本だと思い注文してしまいましたが、私の不注意です。 丁寧な包装で感謝しています。ありがとうございます。