イエスの生涯 （新潮文庫） （改版） 遠藤周作／著 新潮文庫の本

聖書だけではイエスの本当の生き様はわからない。この本はいろいろな資料及び創造力でイエスを検証しているが謎は深まるばかりであるが遠藤周作はクリスチャンでありながら事実と信仰とを明確に分けていたことに共感する部分が多かった。イエスはともかく社会弱者に寄り添ったことは事実のようであるがいわゆる12人の弟子たちも含めだれもイエスの教えの本質（イエスの永遠の愛）を理解しているものはいなかったようでもありなぜ神格化されたのか不可解さは残るが当時の社会情勢が大きく影響しているかもしれない？

イエスが説いたことは何だったか？ それは、ただひとつ、「愛」である。 イエスが教えを広める前のイスラエルの地には、ユダヤ教や、洗礼者ヨハネの教えがあった。 しかし、これらの教えは「神からの罰」を主軸とした教えであり、これはイスラエル地方のひどく乾いた大地をさらに焼くようなものでしかなかった。そこに「やさしさ」は存在しない。 しかし、イエスの教えは違った。彼の教えはイスラエルの乾いた大地に麗しい泉の水を与えるようなものだった。心に湛えた愛の泉から、無限のやさしさを注ぐ……。

若い頃、イエスの生涯とキリストの誕生を読んで、遠藤周作氏が描くイエス・キリストに惹かれました。当時プロテスタントからもカトリックからも受け入れられないイエス像だったようですが、私は素晴らしい本だと思っています。もう一度読んで見たくて購入しました。

期待以上の作品に出会えて感謝しています。クリスチャンではありませんが、イエスの人間的な一面に触れる事ができました。また、イスカリオテユダが、非常に冷静に捉えられていて、聖書とは違う憐れみを感じました。また読み返したいです。

人間味あふれるイエスを知れる良書。奇跡を行なうイエスのイメージを覆されるが、イエスも人の間に生きて、悩みも苦しみもあったんだなと感じられ、生きる勇気をもらえます。

いつも迅速丁重に発送されます。流石「BOOKOOF」ですね。 ただ、「文庫本」上下を買うつもりが、片方「単行本」を選んだ場合、連絡をくれる心づかいがほしい！！！！

ナザレのイエスの生涯を作家独自の見解を交えながら、キリストになって行く過程を細かく説明してくれている小説です。イエスの目指した神の愛に思わず目頭が熱くなります。

クリスチャンです。聖書の中には記載されてない 人間イエスについて書かれているので、 より身近に感じると共に十字架のイエスさまの重さを 考える事が出来ました。

なぜイエスがキリストになったのかが謎が解けた気がする。史的イエスがリアルに描きだされていた

中古品とは思えないきれいさでした。満足しています。