シーシュポスの神話 （新潮文庫　カ－２－２） （改版） カミュ／〔著〕　清水徹／訳 新潮文庫の本

全体的には初期の『異邦人』の頃のカミュの思想が窺われる。 だが、論理的に破綻を感じる箇所もあって、当時のカミュの思想の限界、不完全さを感じさせる。 後期の『ペスト』の「連帯」と比較して読むと、よりカミュを知ることが出来るだろう。

コロナ禍でカミュの「ペスト」を多くの人が手に取った。この作品はではカミュ自身が不条理の哲学を語ったもの。カフカの作品についての論考も興味深かった。

注文しました文庫本は早々にきれいな状態で搬入されました。読みたいときに届けられて大変うれしいです。今後も注文の際は宜しくお願い致します。

全て良し。 生きる上で、この境地に辿り着けたら私利私欲に走る事も無くなって良い人生を送る事が出来るかと思います。

カミュと言えば、「異邦人」や「ペスト」が代表作ですが、それらの作品に通底する思想が書かれた作品です。