タテ社会の人間関係 （講談社現代新書　１０５） 中根千枝／著 講談社現代新書の本

現代の学校教育では、縦社会縦割り制度と言うものは少し薄れてきているように思います。しかしながら、日本企業で仕事をするにあたっては、縦社会・年功序列の会社も多くあり、人間関係で悩まされる若年層の社会人がいることも事実です。どのように生きていくかを考えるにあたり、参考になる作品ではないでしょうか。

日本論，日本人論の古典ですね。こういう議論が通じてしまうのがまさに「単一社会」のあらわれであり，やっぱり日本人だからね，となりがち。そんな思考停止，思考停止の正当化のための使うのだとしたら，本書の目的には反しているのだと思います。 そんな思いで読み直す価値ありと思います。

タテ社会はコレだからダメ…という本ではなく、日本社会はなぜタテ社会で、どういった特徴があるのかを分析されています。 かなり古い本ですが、自分の属する歴史が長い（古い体質の）組織・会社は今でも全く当てはまります。 一方、最近の若い人の感覚とは少し違うのだろうとも思いました。

文化というものは変わり難く、今でも感じる組織構造や人間関係をまざまざと見ることが出来る一冊。 これらを頭の片隅に入れて、組織の在り方を考えることは大切だと感じることが多い。 是非、多くの人に読んで欲しい一冊である。

地元紙に紹介記事が掲載されていたので購入。 わたしには、読みにくい文脈でした。 でも、半世紀にわたり、読み続けられている著書なので、わたしのスキル不足でしょうね。

遠方でしたので、５日ほどかかり届きましたが、状態は、良好で課題図書として読むのに申し分なく。有り難うございました。あ、少し書き込みがあったのでマイナス１です。

頼まれて購入しました。問題なく送られてきたようです。本は持ち帰るとかさばるので届けてもらうと助かるそうです

勉強になります。