ルックバック （ジャンプコミックス　ＪＵＭＰ　ＣＯＭＩＣＳ＋） 藤本タツキ／著 集英社　ジャンプコミックス

勧められて読んだ「ルックバック」。 今年アニメ化されたことも「チェーンソーマン」の作者ということも知らなかった。 自分の描く4コマ漫画に自信たっぷりの小学生藤野と、不登校だが漫画は描きたい京本。京本の描いた漫画にその自信を打ち砕かれる藤野…。 繊細な描線、少ないネーム(台詞の吹き出し)なのに何だろうこの迫力は。 自分の少年期の記憶と重なる 私は絵には結構自信があって、写生、ポスターなど評価が高かった。大会で父親の顔を描いた。繊細で細い線、淡い着色は綺麗だけど力がなかった。 大会で優勝したのは太く力強い線と濃い色彩の画面いっぱいの絵。負けた、と思った。 それまでの優越感 自信 プライドが一気に崩れた─そんなことを思い出した。 漫画を読んで嗚咽したのは初めてだ。

かつてジャンプ+に掲載された短編マンガ。過去に起きた事件を下地に作者のオリジナリティが遺憾無く発揮された秀作。短編集ではなく短編一作のみで単行本化することから出版社の自信と作品の完成度が窺い知れる。あまり単行本は買わないようにしているが本作はただただすきです。狂おしいほど辛い現実にも救いがあればいいなと希望を抱けるような作品やタイトルへの隠喩もカッコよく大好きです。

気の合う漫画友達から藤本タツキ先生の「ルックバックが凄く良いから、読んでみて！」と、勧められたのが始まりです。せっかくなので紙書籍で購入しました。１度読んだだけではすぐに理解出来ずに、2回読んで『背中で時を非常に上手く表現』されてる事や運命は変えられない事など気付きました。やはり紙書籍にして良かったです。また、検索でルックバックについて細かく知ることが出来ました。

もともとチェーンソーマンの作者で、無料配信だったが、絵が独特で、惹きつける書き方で良かったから、購入して手元におこうと思った。最後の方は書き替えてあり、解釈の余地がある作品です。チェーンソーマンの開けてはならない扉も作中に使われており、読み込むとストーリーが面白いです。また、表紙と最後のページが同じ背中で締められており、ループしてる？と思わせられます。

話題になっていたので買ってみました。 チェーンソーマンも全巻もっていますが、 正直、絵の個性が強すぎて微妙かなと思っていましたが こちらの本を購入して読んでみて藤本先生の「ヤバさ」が 分かりました。 この作品のなんとも言えない静止した世界感で遅いとは思いますが凄さに気づきました。 読み切りなので 気になってる方は是非よんでみてください！

漫画を読む歳じゃない、と言われそうですが幾つになっても漫画は好きです！チェンソーマンから知った藤本タツキですが面白い！奥が深い！何度でも読みたくなります！何度も読まないと私の理解能力では…とも言えますが人にお薦め出来る作品です！ 手元に置く漫画は必要最小限にしていますが、藤本タツキ作品は増えていってます！

マンガ自体はジャンプ+で読んだ事がありましたが映画を見て単行本が欲しくなり購入しました。 あまりの悲しみにあの時ああすればと考えた別の世界線が現実であってハッピーエンドではなく、現実を受け止め2人の思い出を振り返って、またシャークキックの続きを描く背中を見せる藤野の背中に涙しました。

漫画家の先生や芸人の方が「読んでみるべき」とコメントに惹かれて読んでみました。 芸術に携わる人々の、才能だけでも努力だけでもたどり着けない場所のようなものを感じました。 実際に起きた事件を感じさせる場面もあり、読む人によって評価は分かれると思いますが一読をお勧めします。

チェンソーマンの作者として、原作者を知っていましたが、この漫画は知りませんでした。先に映画を観てから、この漫画を読みましたが正解でした。一度映像で観ているため、コマとコマの間の余韻を楽しむことができて大変感動しました。繰り返し読みたい漫画の1冊になりました。

昨年話題になっていた頃にネットで読んでいたが今一度じっくり読んでみたいと思い購入。何らかの創作をしたことのある人や現在している人にとっては初心を思い出せるような作品に思えます。同時に創作をし続けることの責任の重さや決意を背中のカットから感じます。