教育漫才で、子どもたちが変わる　笑う学校には福来る 田畑栄一／著 社会、生涯教育の本

公立小学校も頑張っているなあと思いました。不登校改善、授業活性化のために知恵を絞って開発した教育漫才。漫才？と思って読み始めたが、漫才が、改めて価値あるコミュニケーション文化なんだと教えられました。その教育漫才の開発、導入のきっかけになった子どもたちの場面は泣けました。学校は様々なドラマがある。吉本興業とのタッグもいいです。プロの芸人が学校に来たら盛り上がって笑えると思いました。 この校長先生のぶれない教育哲学。子どもたちへの思いが温かい。今の日本の教育に足りない部分が、この本に書いてあるような気がします。子どもたちも、先生たちも、保護者も、地域にも、大評判の教育漫才大会。こんな学校がたくさん増えれば、子どもの自殺や不登校やいじめがなくなるんじゃないかなと思いました。学力も伸びています。子どもを通わせたいと思わせる、そんな学校。大学の先生、PTA会長など様々な視点から感想や分析している点も説得力があります。子どものネタもなかなか面白いし、笑えます。子どもって可能性をいっぱいもっている。多くの人に読んで欲しい一冊だと思います。

実践的な内容ですが、その通りにしてみたところで果たしてハマるか？そこは自分の腕ですね。参考になるところは多々あり。ただし、似たような本でもう一冊、「クラスが笑いに包まれる！　小学校教育漫才テクニック３０」の方が字が大きく、読みやすいです。

笑い🤣を学校教育に入れ込んで効果をあげています。面白い発想、こういった大胆な刺激が子どもたちを朗らかにすると思います。是非、学校の先生たちに読んで欲しい本です。