僕の叔父さん網野善彦 （集英社新書　０２６９） 中沢新一／著 集英社新書の本

◯宗教学者・中沢新一が辿る、網野善彦へのオマージュ。僕の叔父さん＝網野善彦の方程式は、学問的尊敬心と家族としての親愛感がほとばしる。網野は、中沢の叔父（父の妹の夫）であり、このふたりは著者の幼い頃から濃密な時間を共有してきた。二人の関係性は、学問であり人生であり、ついには友情でもあった。わくわくしながら、読み解くことが出来ました。

ものすごくおもしろい。網野善彦の身近にいて名作が誕生する瞬間に立ち会った中沢新一だからこその臨場感が何倍も感じられる。中沢の文章も抑え気味だが、逆にそこにリアリティがある。名著である。

迅速丁寧な対応で包装もしっかりしており良いと思います。内容も非常に良かった。これからも良い本が有れば注文したいと思います。