商品レビュー

巷では村上春樹は終わったとか、時代遅れとか言われているが、10代中頃から35年以上読み続けている一読者としては、新作が出たらつい手に取ってみたくなるのです。だけど、もはやこの作家さんからヒット作は生まれないなとは思います。元々世間の求めるもの、人気の出そうなものを描いていたわけじゃなく本人が描きたいものを描いていただけなので、それで良いのでしょう。

10年ほどまえから、村上氏の本をよく読んでいましたが、本作はあまりおもしろいと思いませんでした。短編小説というよりも、エッセー的な話が多く、内容も昔の作品と比べてあまりぱっとしない。ここ数年の作品、例えば『色彩を持たない多崎つくる』などは面白く読んだので、決して昔のものがよく、最近の作品が悪いというわけではないのですが……。

村上春樹は大好きで、すごく期待して買いました。 もちろん彼の世界観にどっぷり入れてすごく良かったんですけど、なぜか「小説」というより「エッセイ」という雰囲気が付き纏っている気がして、ちょっと違和感というか居心地の悪さみたいなものも感じました。

面白くない駄作です。一人称なら村上春樹の得意分野かと思っていたら期待ハズレでした。最近はハードカバーは高額で買うのをためらいます。

ハードカバーの本ですが短編がいくつか入っていて一つ数十ページなのですぐに読めてしまいます。気軽に読めると思います。

村上春樹さんの作品はいつも読んでいます。この作品もいつもの感じでスラスラ読めました。次の作品も楽しみです。

中古ほんとはいえ大変きれいでした。楽しく村上春樹の世界に入ることができました。