未熟なまま輝く　キミへ伝えたい自分を大切にする生き方・考え方 吉井奈々／著　真白ばに／イラスト・マンガ 教養新書の本その他

2回目のレビューです。 ママ友にプレゼントしたりして計4冊目の購入です。 高校生が一番しっくり来るのかな？と思いますが、小学高学年くらいから経験したり迷ったり、困ることについて書かれていると思います。 マンガと解説コラム、軽いワークで取っつきやすく、飽きっぽい私も読むことができました。 学生向けではありますが、親にとっても共感や癒し、慰め、励ましという感じで寄り添ってくれる本だと感じて、お世話になったり、付き合いのある友達に渡しています。 １人でも多くの人がホッとできればな、という想いです。 何かで悩んでいる、傷ついているという方にはどこかの言葉が響くと思います。 作者はLGBTQの当事者でもあるので、端々の言葉から苦労や悲しみがあったことが伺えます。 だからこそ、単なる励ましでも、説教でもない温かな心を感じるのかな、と。 我が子は「うん、まぁ、読んで損はなかったと思う」というドライな感想でした。 困り事に接していない時期だったからだと思います。 そんなフラットな状態で、様々な捉え方を知れたことはそれはそれで良かったと思ってます。 いつか自分の為に、或いは悩んでいる友や兄弟、同僚等の役に立てるかもしれません。

本文内のマンガをふんだんに引用して、ネットで紹介があり、気になって購入しました。 中学生の我が子に贈る前に私が…と読み始めました。 マンガと、読みやすい語り口の文章、ワーク、まとめコラムというような構成で読みやすかったです。 本好きではないですが1時間半程で読めました。 何より、読む気になる内容でした。 幅広い内容に渡っていますが、友達や親、自分自身との向き合い方や付き合い方という感じでしょうか。 優しくソフトな内容で、今、傷ついている人向きな気もします。 (摩擦を越えて人間関係ができることもあるのではないか…とも。 とはいえ、思春期の脆くも、時に残酷な面を考えるとトラブル回避が最優先にも思います。) 自分を大事にしよう。していいんだよ、という作者のメッセージは大人の心にも響きます。 親が先にそういう心持ちになることで、子への視線も発言も変化があるように感じました。 多くの方に読んでもらいたくて、お礼をかねて、ママ友にプレゼント予定です。 自宅用も色々なママに貸して、お子さんへの購入を(ゆるやかに)薦めたい本です。 LGBTQで悩まれている親子にも寄り添ってくれると思いました。